目の前でシカが溺れる寸前…「このままだと死んでしまう」 取った行動に喝采「助かって良かったです」
野生動物が命の危機にさらされた場面に遭遇し、「このままだと死んでしまう」。救助を試みた――。川で溺れた野生のシカを助けたことを報告したSNS投稿が話題を呼んだ。投稿者が当時の状況を明かした。
警察にも相談「なんとか川から上げることができました」
野生動物が命の危機にさらされた場面に遭遇し、「このままだと死んでしまう」。救助を試みた――。川で溺れた野生のシカを助けたことを報告したSNS投稿が話題を呼んだ。投稿者が当時の状況を明かした。
やや流れの速い川辺で、腰を落とした状態で震えているシカ。顔を細かく動かしている。救助後に撮影されたリアルな様子だ。
撮影者は、空の撮影隊(@tatsuya78052765)さん。ドローンを用いた空撮カメラマンがメインで、動画クリエーターとしても活動しているという。
今回投稿で、「シカ救助劇 日光警察さんの協力のもと 無事! 川の中から救助しました」と、警察の協力を得ながら救い出したことを報告。「警察官の方々 ありがとうございました シカボーイ 頑張れよー」とつづった。
栃木県内の川での出来事。空の撮影隊さんがENCOUNT編集部に寄せた救助前の映像を見ると、大きな石がたくさんある川のほとりで、シカがかなり苦しそうに身もだえている姿が映っていた。「川の中に体の半分が水没してしまい、このままだと死んでしまいそうなので救出を始めました」。そのうえで、「日光警察に相談をしました。自分たちの熱意を受け入れてくれました。警察官の方々には感謝しています。シカ君は、低体温の状態でしたが、なんとか川から上げることができました」と、川から引き上げた状況を説明した。
野生で暮らす生き物だけに、人の手をどこまで介入させるのか、対応は難しいところでもある。空の撮影隊さんはSNSで「このまま自然の中で生きていく事を信じて 空の撮影隊は帰ります」と明かしている。
ネット上では「救出できて良かったですねぇ」「助かって良かったです まだこの時は寒いのでしょうね…ちゃんと元気になってますように」といった声が届いている。
普段から自然の中で空撮映像を記録している空の撮影隊さん。冬場は万が一のときに備えて、「人命救助のためのサーモスカメラ搭載のドローンを準備しております」と話している。