【ブギウギ】片山友希、焦る和希に共感「私が18、19歳の時に仕事がうまくいかず…」

女優の片山友希が18日、桜庭和希役で出演するNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)について、同作に出演が決まった時の気持ちや演じる役の印象などをコメントした。作品は大阪の下町の銭湯の看板娘として育つヒロイン・スズ子(趣里)が、やがて歌の才能を発揮し、戦後のスターとなっていく半生を描く。片山が演じる役は、スズ子と梅丸少女歌劇団(USK)の同期入団で男役。不器用だが頑張り屋で、真面目な性格。貧しい家庭で、家業を手伝いながら練習をしている。ポジションが同じ後輩・秋山に実力で抜かれ悩んでいる設定。

桜庭和希を演じる片山友希【写真:(C)NHK】
桜庭和希を演じる片山友希【写真:(C)NHK】

ヒロイン福来スズ子が所属するUSKの同期・桜庭和希を熱演

 女優の片山友希が18日、桜庭和希役で出演するNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)について、同作に出演が決まった時の気持ちや演じる役の印象などをコメントした。作品は大阪の下町の銭湯の看板娘として育つヒロイン・スズ子(趣里)が、やがて歌の才能を発揮し、戦後のスターとなっていく半生を描く。片山が演じる役は、スズ子と梅丸少女歌劇団(USK)の同期入団で男役。不器用だが頑張り屋で、真面目な性格。貧しい家庭で、家業を手伝いながら練習をしている。ポジションが同じ後輩・秋山に実力で抜かれ悩んでいる設定。

 最初に出演が決まった際の気持ちを紹介した。

「朝ドラでは『べっぴんさん』(2016年)に出演させていただきましたが、それ以来の出演なのでとてもうれしかったです。NHK大阪の建物に入ったときに、そこにあったイスを見て『前回のオーディションの時に、あのイスに座ったな』と思い出し懐かしかったです。スタッフに『大阪にようこそ』と迎えられましたが、私は京都出身なのでNHK大阪は『ただいま』という感覚です(笑)」

 役柄の印象や役作りでの工夫、苦労もコメント。

「和希のいらだちや焦りは、私が18、19歳の時に仕事がうまくいかずに感じていた気持ちに似ていて共感できます。心が揺れ動く不安定な感じが魅力だと思うので、そこを大事に演じるように心がけています。和希が秋山(伊原六花)とこれから次第にコミュニケーションをとれるようになっていく過程も、自分自身がお芝居でいろんな現場に行かせてもらい、だんだん人の意見を聞けるようになっていったのと似ています。和希は秋山の才能を認めることで自分のことも認められるようになったんだと感じます。大変だったのは大阪ことば。京都出身だからこそ大阪ことばと京ことばの微妙な違いが難しかったです。ご指導いただいても違いがわからなくて『もう一回お願いします』と何回も教えていただきました」

 ダンスやステージのシーンはどうだったのか。

「ダンスはOSK日本歌劇団のみなさんに1から10まで丁寧に教えていただきましたが、私より教える側のみなさんの方が大変だったんじゃないかと思います。私の大変なことといえば筋肉痛ぐらいです(笑)。歌劇シーンの撮影は、テンションが上がってとても楽しかったです。ハットのかぶり方やステッキの持ち方など、男役としてかっこよく見えるコツもOSKのみなさんにご指導いただきました」

 放送を楽しみにしている視聴者へのコメントも。

「『ブギウギ』はとてもおもしろいドラマです。演じていて楽しいし、台本読んでいるだけでも楽しいし、スズ子だけでなくリリー(清水くるみ)、秋山、和希などみんなの心の変化が見られます。和希を演じ、あらためて自分のことを俯瞰して見たときに、やっぱり1人では成長できないんだと強く思いました。和希としてもリリーにズバッと言われたら『なんでこんなこと言われなあかんの』って思いますが、やっぱりその一言があるから和希の心が動かされるんです。だから私はリリーのセリフが好きなんです。和希の感情があふれるシーンにはリリーの一言がすごく大事です。『ブギウギ』ではそういった『相手がいる』ということが大切に描かれていると感じました。それぞれがそれぞれに支えられていて頑張る姿が描かれています。葛藤しながら自分と向き合って成長していく登場人物たちをぜひ楽しんでください」

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