「コレ『査定して』って言われたらどうしよう」 ネット騒然の“落書きカー” 実はマニア垂ぜんの車両
カラフルなペンで、文字や絵に線が走り書きされている。どこかユーモラスでかわいらしい雰囲気の落書きだが、これはどう見ても、乗用車の車内。三菱自動車のクルマだ。一体、何が起きたのか。SNSの投稿者が“真相”を明かした。
実は貴重車両 三菱・エクリプスクロスで「輸出用試作車と思われます」
カラフルなペンで、文字や絵に線が走り書きされている。どこかユーモラスでかわいらしい雰囲気の落書きだが、これはどう見ても、乗用車の車内。三菱自動車のクルマだ。一体、何が起きたのか。SNSの投稿者が“真相”を明かした。
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「えっっっぐ!!!」。Xの投稿がひと言で表している。ハンドルや天井、シート、シフトレバー……まるで“お絵描き”のキャンバスのようになっている。
SNSユーザーも仰天。「コレ『査定して』って言われたらどうしようw」「特別仕様車ですか?w」「夢であってくれ」「世の中には、色々な痛車ってあるんですね~」「コレが本当のアートカーですね」などの反響が寄せられている。
投稿者は、自家用消防車(@jikayoshobosha)さん。官公庁オークションで消防車を入手し、そのまま愛車にしてしまったクルマ愛好家だ。
実はこの“落書きカー”は、イベント『三菱自動車感謝祭』の展示物だったという。「5年ぶりに行われた三菱自動車工業の岡崎工場一般公開イベントで展示されたらくがき車両でした。カラフルな油性マジックが用意され、子どもたちが車内外ホイールまで全てに落書きしていました」と教えてくれた。車種は、三菱・エクリプスクロスで「輸出用試作車と思われます」という。
子どもたちにとっては遊び場に。一方で、カーマニアの視点は異なったようで、「ただ、見るべきは試作車で、マニアには見るべきところが多く、三菱好きが熱心に写真を撮っていたように思います」。物珍しい落書きされまくった三菱車は、貴重な資料となったそうだ。
イベントは大盛況で、出店ブースはどこも大行列だったという。
中でも、工場内の「テストコース見学」はファン垂ぜんだったようで、「秘匿ゾーンのオーバルコースをバスで2周体験乗車(無料)できるプログラムがあったり、しかも秘匿コース内なので日本にない(新型SUVの)『エクスフォース』があり、目の前で止まってくれるファンサービスもありました」と興奮気味。
さらに、「歴代ランエボ(レースに使われた本物)が展示されたり、輪投げでデリ丸(『デリカミニ』のマスコットキャラクター)のぬいぐるみがもらえたり、とても充実した内容でした。来年も行けたらいいなと思います」と話している。
【写真】『三菱自動車感謝祭』は貴重カーの展示などが大盛況だったという
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【写真:自家用消防車(@jikayoshobosha)さん提供】