「おニャン子クラブ」は永遠に…今年も行われたファイナルコンサート上映会
オープニングは「ONE NIGHT ONLY」最後は「セーラー服を脱がさないで」
コンサートは全体曲から始まり、メンバーのソロ曲などが続き、楽しいひと時を過ごさせてもらった。終盤には、おニャン子クラブのラストソングとなった「ウェディングドレス」が流れた。その時は「あ、もうおニャン子クラブは終わりなんだよな」という気持ちになってしまう瞬間でもある。そこから「乙女心自由型」「夏休みは終わらない」「瞳の扉」という楽曲が続き、本当の最後に向かっていった。
「じゃあね」「STAGE DOOR」と続き本編の幕が閉じた。アンコールでは「会員番号の唄」「真っ赤な自転車」、そして、最後にはおニャン子クラブのデビュー曲「セーラー服を脱がさないで」が流れた。
約3時間のコンサートだが、その時間は当時の気持ちに戻れる大切な時間でもある。流れた映像は32年前のモノだが、古さを感じることなく、令和になった現在も色あせることなく、前へ突き進んでいる。昨今はアイドル戦国時代なんて言われているが、その時代を最初に作ったのは間違いなくおニャン子クラブである。
おニャン子クラブが解散して32年が経ったが、それぞれの思いを持ったファンが集まり、ここまで続けることができるなんて誰が思っただろうか。解散しても、おニャン子クラブはまだ終わっていない。おそらく来年も同じ気持ちを持った仲間たちが同じ場所に集まり、同じようなことが行われるだろう。おニャン子クラブが歌った「夏休みは終わらない」ではないが、私たちおニャン子クラブファンの夏休みはまだ終わっていないのだ。
(ブレーメン大島)