池田エライザ、北村匠海に相談「素晴らしい企画」 縦型映画に「演出の仕方も想像つかない」

俳優の池田エライザが10日、都内で開催された縦型映画祭「TikTok TOHO Film Festival 2023」の授賞式に出席。普段、動画を撮るシチュエーションについて語る場面があった。

授賞式に出席した池田エライザ【写真:ENCOUNT編集部】
授賞式に出席した池田エライザ【写真:ENCOUNT編集部】

縦型映画祭「TikTok TOHO Film Festival 2023」でアンバサダー

 俳優の池田エライザが10日、都内で開催された縦型映画祭「TikTok TOHO Film Festival 2023」の授賞式に出席。普段、動画を撮るシチュエーションについて語る場面があった。

 第3回目の開催となる同映画祭のアンバサダー、審査員を務める池田は、オファーを受けた時「人の今後を左右するような大役にはなれないんじゃないか。アンバサダーになって何をすればいいのだろうか」と迷ったそうで、初代アンバサダーの北村匠海に相談をしたとのこと。

「『アンバサダーだからこれをやらないといけないということは決まっていない。自由に関わることができる』と言っていただけて、これは素晴らしい企画かもしれないと思い、私もできる限りの方法で参加できたらいいなと思いました。いざ作品を見せていただくと、本当にアイディアが豊かで可能性にあふれていて、刺激をもらってばかりだったので、感謝でいっぱいです」と笑顔を見せた。

 また、監督経験もあるため、縦型映画を製作するならどのように作るかと聞かれると「演出の仕方すら想像つかない。もし自分が出るとしても横型の立ち振る舞いに慣れているので、縦型の中で頬杖つくとしても、縦型の脳みそに切り替えていかないといけない。やるにも撮るにも難しいですが、挑戦してみたいなと思えますね」と意欲を見せた。

 同映画祭の内容にちなみ、普段動画を撮るシチュエーションについてもトーク。「頻繁に撮るのはうちの猫たち。2匹いて、キャットタワーの上段下段に乗っていたりするのを『どうかわいく収めよう……!』っていうのを凝って撮っているんじゃないかなと思います(笑)」と話した。

 最後に、締めの言葉でマイクを握ると「正直な話、ものすごく反省しました。映画に携わっていると、常々『どうしたら劇場に来てもらえるか』を考えてしまう。配信に嫉妬した部分もあって、縦型って聞いた時は『そんな事する暇あるのかな』と思っちゃうくらい混乱していたんですけど、東宝が進んでやっているということは、破壊と構築の時代なんだって。従来の映画に固執せずに、我々が新たな可能性に向き合い、映画を皆さんの身近なところに置いてもらって愛してもらって、また劇場にどうやったら来ていただけるのかを考えるといいのかなって。学ばさせていただけて幸せでした」と述べていた。

 授賞式には、俳優の斉藤由貴、映画監督の藤井道人氏、TikTokクリエイターのしんのすけも登壇した。

 同映画祭は、ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」と東宝が、新たな映画のカタチを通して映画の可能性を広げ、世界で活躍する新たなクリエイターに出会いの支援をすることを目的に開催。宮田和弥氏が監督を務めた作品「反復横跳び少女」がグランプリ、観客賞をダブル受賞した。

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