なだぎ武、手塚治虫の生原画に大興奮 『ブラック・ジャック』は「人間の深みを教えてくれる」
お笑いタレントのなだぎ武が5日、東京・六本木の東京シティビューで行われた連載50周年記念『手塚治虫 ブラック・ジャック展』オープニングセレモニーに、真山りか(私立恵比寿中学)、宮田裕章氏(慶應大学医学部教授)とともに出席。サプライズゲストとしてブラック・ジャックなどのキャラクターボイスを担当する声優の大塚明夫も出席した。
全て見て回れず「プライベートで朝イチから来たい」
お笑いタレントのなだぎ武が5日、東京・六本木の東京シティビューで行われた連載50周年記念『手塚治虫 ブラック・ジャック展』オープニングセレモニーに、真山りか(私立恵比寿中学)、宮田裕章氏(慶應大学医学部教授)とともに出席。サプライズゲストとしてブラック・ジャックなどのキャラクターボイスを担当する声優の大塚明夫も出席した。
本展は、500点以上の原稿に加え、連載当時の「週刊少年チャンピオン」や1970年代に発表された200以上のエピソードの直筆原稿が展示される「ブラック・ジャック」史上最大規模の展覧会。
手塚治虫作品のファンで作品はほとんど読み、特にブラック・ジャックに思い入れが強いというなだぎは、一足早く同展を見たそうだが、10分ほどしか時間がなく見切れなかったそうで「逆に何を見たか覚えてないくらいですが(笑)、原画だけでも531点って、朝イチに来ても日が暮れるくらい時間が必要だと思うので、改めてプライベートで朝イチから来たいと思います」と声を弾ませた。
さらに「生原画をこの時代に拝めるなんてなかなかないし、状態が非常によかったです。よれてないし、色もきれいだし、日焼けもしてないし、こんな保存状態でよく持っていたなって。手塚先生のエネルギーと情熱と愛がこもった原画を生で見られる貴重な展示会だなと思いました」と興奮気味に語った。
また、連載当時はまだ生まれていなかったというマンガ好きアイドルの真山が「アニメ放送ですら小学2年生の頃で、話もまったく理解してなくて、キャラクターのみを認識していなかったんですけど、改めてコミックスを読んでみると、私世代でも人生ってなかなかうまく行かないもんだよね、治してもその後でその人が亡くなってしまったらその手術は成功とは言えないんだとか、ブラック・ジャックの信念みたいなものを通して、私たちもこういう大人になってみたいなって学べるマンガでした」と目を輝かせると、なだぎは「人間の深みを教えてくれるマンガですよね」としみじみと語った。
そして、PRコメントを求められたなだぎは「この時代にこそブラック・ジャックを見ていただいて、人間の在り方、医療の在り方、命の在り方とかメッセージを受け取って、世代じゃない人もこのタイミングでブラック・ジャックを知っていただけたらという思いがありますので、生の原画でブラック・ジャックを楽しんでいただければと思います」とアピールした。
同展は、東京シティビューにて10月6日(金)~11月6日(月)で開催。