ダンス＆ボーカルユニット・ONE N’ ONLY（ワンエンオンリー）」の6人（KENSHIN、NAOYA、HAYATO、TETTA、EIKU、REI）が24日、都内で行われた「ONE N’ ONLY PHOTO BOOK Jornada」（主婦と生活社、発売中）の発売記念イベントにて囲み取材に応じた。各メンバーがブラジルにまつわるエピソードや思いなどを語った。

　同作は「ONE N’ ONLY」初の写真集。同グループが今年4月に開催した初の南米ツアー「ONE N’ONLY LATIN TOUR 2023」のブラジルにおけるライブの様子をまとめた一冊。ONE N’ONLYメンバーの素顔に迫る。

　ブラジルは2回目だという同グループ。リーダーのHAYATOは「本当に楽しみだったので、食い入るように見た。『こんなんだったよね～！』と思い出に浸りながらずっと見てました。（思い出が）よみがえってくる。見ている皆さんも一緒に旅をしている気分になれるんじゃないかな、と思いながら見てました」とニッコリ。

　HAYATOはさらに「ブラジルは一番日本からは遠い国。移動時間も撮影したりしている。なかなか来れなかった日本のファンの皆も、ブラジルの空気感とか、僕たちが見てきた景色を一緒に見て回ってる気分になれるんじゃないかなというのが見どころ」と解説した。

　自身のお気に入りのポイントについてHAYATOは「リオの海で写真を撮ったんですけど、あんなに高い波を初めて見た。本当にビックリした。撮影中にサングラスをちょっと落としてしまった。海に持ってかれちゃった（笑）。それも今思えば、いい思い出」と述懐。肝心のサングラスは「もう今はない。海に流されちゃったんで。いつか返ってくると願っています」と笑った。

　REIは、ブラジルの市場に行ったことを明かして「デーツとイチゴを組み合わせるという、新しい、日本にはない食べ方がありまして、それを食べたときにものすごい衝撃を覚えた。僕ですね、500グラムのデーツと1キロのイチゴを買った」と述べた。

　KENSHINはツアーの最終公演に言及。「すごく心に残っている。あらためて遠い場所でも、僕たちのことを応援してくれてるんだな、とすごくわかった。あとはツアー最終公演ということもあって、すごい皆熱量が高くて、すばらしい空間に自分は身を置いてるんだなと思って、すごい幸せな時間でしたね」とほほ笑んだ。

　また、NAOYAは日本とブラジルのファンの違いについて「向こうの方たちはすごく熱狂的。日本のファンの皆さんも熱狂的ですが、よりパッションがある。すごく『好き！』というのが伝わってくる。僕たちも最初は不安とかあったんですけど、そんなのはなくなるくらい、全部楽しくて、本当に行ってよかったです」と笑顔を見せた。

　ライブ中のトークをポルトガル語で展開した点についてTETTAは「HAYATO以外は、決まったポルトガル語を、事前にメモとかで書いて暗記した。HAYATOは文法とか基礎的な部分を勉強していた。けっこうそれで対応力もあった」とリーダーを称えた。

　他方、同グループはTikTokフォロワー数が日本男性音楽アーティスト中最多の570万人超。HAYATOは「僕らも最初、動画がバズったりした瞬間は、信じられないというか、現実味がぜんぜんなかった。でもきっかけはこのブラジルだった。ブラジルのファンの皆さん（のポルトガル語のコメントなど）にずっと応えた結果、こういう風に南米全体でフォロワーの方が増える形になった。今回のツアーは、きっかけになったブラジルの皆に感謝をしようということで回った。日本人男性アーティスト1位という言われ方も嬉しい。それに見合ったアーティストになりたい」と意気込んだ。