「お願い!やらせて!」 流血の山本アーセン、ドクターストップに泣き崩れる「大丈夫だって!」【RIZIN】

山本アーセン(KRAZY BEE)が福田龍彌(MIBURO)にTKO負けを喫した。3Rドクターストップにより試合続行不可能となったため。

試合後、言葉を交わした福田龍彌(左)と山本アーセン【写真:徳原隆元】
試合後、言葉を交わした福田龍彌(左)と山本アーセン【写真:徳原隆元】

顔面大流血も「まだ脳は大丈夫なんだって俺」

格闘技イベント「RIZIN.44」(9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ/ABEMA PPV ONLINE LIVEで生中継)第4試合、RIZIN MMAルール フライ級:5分×3R

 山本アーセン(KRAZY BEE)が福田龍彌(MIBURO)にTKO負けを喫した。3Rドクターストップにより試合続行不可能となったため。

 山本KID徳郁の甥っ子であるアーセン。2年9か月ぶりの試合では伊藤裕樹に判定勝ち。この日のオープニングの入場では他の選手に比べ、ひときわ大きな歓声が送られていた。

 福田は現DEEPフライ級暫定王者であり、同団体のフライ級グランプリでも優勝している。今回はアーセンにとって大きな挑戦だった。

 立ち上がりはお互いを探り合う静かな展開。アーセンはバックボーンであるレスリングで勝負することなく、落ち着いてスタンドで勝負をしていた。福田の鋭いジャブをもらい左目が腫れていたが、クリーンヒットをもらうことはない。ディフェンス力も向上していた。

 3Rに入る前に左目のドクターチェックが入ったが、試合は再開。ビッグヒットこそもらっていないが、1、2Rのダメージが蓄積。右目の上も深くカットし、2度目のドクターチェックが入った。確認を受けるなか「大丈夫だって! お願い! やらせて! まだやれるんだって!」と懇願。会場からはアーセンコールが起きていた。しかし、ドクターは試合を止めた。

 アーセンは、ドクターストップが決まると泣き崩れる。福田と抱擁しながら「まだ脳は大丈夫なんだって俺」と涙を流していた。

次のページへ (2/3) 【動画】福田をぐらつかせた山本アーセンのカウンター
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