キャスターの小倉智昭氏が28日、司会を務めるフジテレビ系「とくダネ！」で、放送中止となったフジテレビ系恋愛リアリティー番組「TERRACE　HOUSE　TOKYO　2019－2020」と、同番組の出演者で23日に22歳の若さで亡くなった女子プロレスラー木村花さんに言及した。木村さんに対しては番組内における言動などに関して、ネット上で誹謗中傷の声が寄せられていた。

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　小倉氏は、誹謗中傷の声を寄せられた木村さんの怒った場面について「その回だけ見た人はものすごくびっくりしたと思います。ただ、それまでの花ちゃんの言動をずっと見ている僕らにしたら怒らせちゃったな。かわいそうにという感じだったが」と説明。その上で「その放送に対するSNS上の中傷が多かったというのは、『テラスハウス』ファンとしては納得いかない。何で彼女の行動に対してそんなに怒りの声があったのか」と語った。続けて「22歳という若い命を最後まで燃えつくすことなく終わってしまったのはかわいそうでならない」と語った。

　さらに「彼女の場合、本業はプロレスラー。こういう番組に出てたたかれる怖さを知らない。全部、自分で受け止めたという感じなんだろうね」。また「表現の自由にもある程度、限界というものがあるんだろうと思っている。常識を逸脱するようなものは、僕は必ずしも正しい表現の自由ではない気もする」と語った。

　SNSで反応する気持ちにも一定の理解を示しながらも、最後は「今後、フジテレビがやることは徹底的に調査をして何でこういう結果を生んでしまったのかということを見ている人にも知らせてほしい」と語った。