元アイドル、女優、脱サラ…最終候補は14~25歳 秋元康氏の新アイドル 素顔とホンネ

秋元康氏が手がける新規アイドルグループ創造プロジェクト『IDOL3.0 PROJECT』が最終局面を迎えている。候補者が29人にまで絞られ、24日から新たな投票がスタート。デビューに向けて最終合格者が10月7日に発表される。注目の候補者に話を聞いた。

『IDOL3.0 PROJECT』最終合格者が10月7日に発表される【写真:ENCOUNT編集部】
『IDOL3.0 PROJECT』最終合格者が10月7日に発表される【写真:ENCOUNT編集部】

24日から最終投票スタート 10月7日に最終合格者発表

 秋元康氏が手がける新規アイドルグループ創造プロジェクト『IDOL3.0 PROJECT』が最終局面を迎えている。候補者が29人にまで絞られ、24日から新たな投票がスタート。デビューに向けて最終合格者が10月7日に発表される。注目の候補者に話を聞いた。

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 8月末に行われたFinal Stage:1st通過者40人の発表イベント。ステージ上には105人の候補者が並んだ。粛々と通過者が発表されていく。彼女たちは号泣したり、呆然となったり…。それは、ファン投票によって順位がつけられ、ステージ上で発表された『AKB48選抜総選挙』を彷彿とさせる光景だった。

 最終候補者の中で、最年少のリンリン(14)は「お母さんが『大丈夫、大丈夫』と言ってくれて、私も『呼ばれなくても大丈夫』と思っていたので、呼ばれた時は嬉しかったですね」と振り返る。今回のオーディションは母親が見つけてくれ、一緒に行った説明会で関係者に声を掛けられ審査を受けた。バレエや新体操をやっていて、ダンスには自信があるという。「見てくれた方を笑顔に、幸せにできるアイドルになりたいです」。

 一方、最年長のマキ(25)は「自分より歌もダンスも上手い子が揃っていて、毎回、『もう、ダメだ』という気持ちでした。呼ばれなかった時のことを考えると残酷なステージだと思います」と話す。オーディションを受ける前は、俳優として映像系の仕事をしていたという。「今回の募集要項が“25歳まで”と幅広かった。今、これに応募しないと後悔しそうだなと思って受けました。アイドルに挑戦するのはこれが最後かなと思います」。

 今回のオーディションで、話題となっているのが“SNS選抜”だ。メンバー各自がXやインスタなどのアカウントを持ち、オーディション中に発信している。そこで、どれだけ自己表現できるかも審査の一つだ。

 すでにXで3500人を超えるフォロワーを持つのはニコ(19)。元々、別のアイドルグループに所属(現在は解散)していて、「その時のファンが見つけてくれて、フォローしてくれいます」と明かす。「自分自身、まだまだアイドルを続けたいっていう気持ちがあったので、オーディションを受けました。『コーチェラ』という世界最大規模のフェスがあるのですが、目標はそのステージに立つことです」。

 一方で、歌唱やダンスとは“無縁”だったのがコトリ(17)だ。中学、高校では文化部に所属し、美術や料理をしていた。「高校2年の時に進路を考えていた際、たまたまツイッターで今回のオーディションのことを見つけたんです。『これだ』と思って応募しました」と語る。歌唱やダンスは全く初めてだが、「ほかの人と実力の差はある。でも、自分が努力すれば、きっとその差も縮んでいくと思っています」。

“脱サラ”した候補者もいる。大学卒業後、一般企業に就職したアリー(23)。どうしてもアイドルになる夢が諦めきれず、「オーディションに集中したい」との思いから、今年7月に会社を辞めた。入社1年目だった。「欅坂46(現・櫻坂46)さんの東京ドーム公演の映像を見て、心打たれたんです。就職活動をした際、やっぱり自分はアイドルを一番やりたいと改めて思った。選ばれなかったら、無職になります…。絶対、アイドルに“就職”したいですね」。

 最終候補者は29人。その中からデビューできるのは半数に満たない。最終合格者が発表されるのは10月7日だ。

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