プロ野球×リニアのコラボ、乗車体験で子どもたちから歓声 有名OB4人が笑顔で野球教室

プロ野球で活躍した有名OBと子どもたちが触れ合い、夢の大切さを教えるイベントが16日に行われ、元千葉ロッテマリーンズの里崎智也氏や元中日ドラゴンズの井端弘和氏らが参加した。一般社団法人日本野球機構(NPB)とJR東海が主催。小学1、2年生の親子38組76人が超電導リニア乗車を体験するなど、秋の連休初日を目いっぱい楽しんだ。

プロ野球OBと子どもたちがリニア体験を通して触れ合った【写真:ENCOUNT編集部】
プロ野球OBと子どもたちがリニア体験を通して触れ合った【写真:ENCOUNT編集部】

東京駅から新幹線ひかり号で三島へ、山梨の実験センターで超電導リニアを体感

 プロ野球で活躍した有名OBと子どもたちが触れ合い、夢の大切さを教えるイベントが16日に行われ、元千葉ロッテマリーンズの里崎智也氏や元中日ドラゴンズの井端弘和氏らが参加した。一般社団法人日本野球機構(NPB)とJR東海が主催。小学1、2年生の親子38組76人が超電導リニア乗車を体験するなど、秋の連休初日を目いっぱい楽しんだ。

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 子どもたちに「夢」を見つけてもらおうと、野球と鉄道のコラボが実現した。プロ野球OBとの野球ふれあい教室や、“世界最速の鉄道”リニア体験乗車を実施。元読売ジャイアンツの西村健太朗氏、元東京ヤクルトスワローズの村中恭兵氏も駆け付けた。

 新幹線乗車を含めたフルメニューとなった。朝に東京駅に集合し、新幹線ひかりに乗って静岡・三島駅へ。JR東海総合研修センターで、世界やプロの舞台で名をはせたOB4人による野球教室が展開された。やや強い日差しとなったが、子どもたちは元気はつらつ。東海道新幹線の車体に使われていたアルミをリサイクルした子ども用の金属バットを振り、快音を響かせた。OB4人は子どもたちに優しく接し、和気あいあいとした雰囲気となった。

子どもたちに優しく野球を教える里崎智也氏【写真:ENCOUNT編集部】
子どもたちに優しく野球を教える里崎智也氏【写真:ENCOUNT編集部】

 次の目的地は、JR東海山梨実験センターだ。JR東海によると、1都6県を通るリニア中央新幹線(品川~名古屋間、全長286キロ、最速40分)は設計時速500キロで、開業に向けて準備を進めているという。子どもたちはワクワクした様子で、L0系改良型試験車(5両編成)に乗り込み、リニアの世界を存分に体感した。乗り終えた子どもたちからは「速かった」「楽しかった」といった声が上がった。

 里崎氏は初めてリニアに乗車したといい、「これが浮いているのかという感覚。車内に時速の表示板があって、500キロになったときに子どもたちは歓声を上げて喜んでいました」と笑顔を見せた。リニア実用化の今後について、「(現行の新幹線と比べて)時間短縮によって、例えばプロ野球選手のチーム移動やビジネス、観光でも応用できることがあると思うので、楽しみが増えそうですね」と言及。鉄道好きの子どもが打って投げて走る野球の動きに触れ、野球ファンの子どもが鉄道のことを知る機会にもなったコラボイベントの可能性についても言及。「今回のようなコラボは(興味を持つことの)相乗効果があってよかったと思います。0を1にすることは大事ですね」と声を弾ませた。

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