GENKING.「もっと努力して結婚できるように頑張ります」 分岐点の2023年に決意新た
タレントのGENKING.が13日、都内で行われたウェディングブランド「Ameris(アメリス)」のローンチ発表会に出席。芸名、本名を改名してからの変化について語る場面があった。
GENKING.に改名後初公の場
タレントのGENKING.が13日、都内で行われたウェディングブランド「Ameris(アメリス)」のローンチ発表会に出席。芸名、本名を改名してからの変化について語る場面があった。
同ブランドをローンチするに至った背景についてGENKING.は「この性別で生まれことで『結婚できない』と諦めて、未来に期待が持てずに幼少期から10、20代を過ごしてきました。でも、ご縁があって芸能の仕事をできるようになったのは、この性別だったからだとも思っています。性別に関しては今もコンプレックスがありますし、まだつらい思いもしますが、少しずつ報われてきていると思っています。その中で、私は愛を1番大切に生きていて、たくさんの優しや愛を感じて今があるので恩返し、シェアできたらいいなということで」と説明。
そして、この事業をプロデュースするにあたり「LGBTウェディングとは勘違いしないでほしい」と注意喚起。「私がプロデュースをすると、LGBTの枠に入れられやすいんですけど、全くその考えはないです。私は性別や国籍、年齢、体型、肌の色、人種など一切関係なく『好きな人が好きな人と一緒になるべき』という気持ち。あくまで私がやる事業の中に、LGBTが入っているだけ」と言葉に力を込めた。
LGBT当事者から寄せられた結婚に関する悩みに答える企画も実施。「結婚式を挙げられる資金がない。こういった困難をどう乗り越えるか」という悩みには「芸能界に入る前は渋谷でOLをしていて、限られた給料の中で生活していました。生まれ変われることができる貯金もなかったです。そのままいたら間違いなく今はなかったけど、たくさんの方が応援してくれて、芸能界でお仕事ができて、お給料ができたから生まれ変わることができました」と回顧し、「やりたいことをできない方はたくさんいると思います。誰かのために挙げた結婚式の売上を貯めて、そのお金で結婚式を挙げられない方のために、無償で式を提供する。ハッピーな気持ちのお金で、愛をつなげていきたいと思っています」と答えた。
発表会では、自身がプロデュースをした衣装でブライダルファッションショーを実施。1着目は黒、2着目は白のドレスで登場し「ブラックのドレスは、私の弱さや性別に対する悩み、つらさなどいろいろなものに対するコンプレックスを解き放って、葬る意味を込めました。最後は純白にして、性別のことで悩むことがなくなるようにという意味を込めて。自信が全然持てないので、もっと自信が持てるように、胸を張って生きたいと思います」と解説した。
また「もっと努力して結婚できるように頑張ります」と吐露しており、理想のウェディングについて「仲いい友だちがたくさん来てくれて、笑顔で楽しいウェディングができたらいいと思っています」と口にした。
今年の4月に芸名をGENKINGから「.」を追加して「GENKING.」にし、本名を「田中沙奈」から「田中佐奈」に変更したことで起きた変化についても言及。「今年は人生のターニングポイントです。仕事も大きく代わり始めています。海外でお仕事をすること、ウェディングもそうですが、着実と夢がかなってきています」と笑顔を見せていた。
発表会には、ファッションプロデューサーの植松晃士も登壇した。
同ブランドは「LGBTQカップルを含めた全てのカップルが自由に結婚式を楽しめる」をコンセプトに、フォーシス アンド カンパニーとGENKING.が共同で立ち上げた。