Sexy Zoneの中島健人が12日、都内で開催された映画『おまえの罪を自白しろ』（10月20日公開）のプレミアイベントに出席。同映画のタイトルにちなみ、撮影中に犯した罪を自白する場面があった。イベントには、堤真一、池田エライザ、山崎育三郎、中島歩、美波、水田伸生監督も登壇した。

　同イベントを開催できた心境を求められた中島健人は「去年の夏、暑い中汗をかきながら作りました。1年たって、初号試写や取材をチームで取り組んできて、きょうという日を迎えられてうれしいです」と喜んだ。堤と父子役を演じて感じたことについては「お芝居のときの存在感、圧が圧倒的で、若者ならではのパワーを全力でぶつけたんですけど、まだたどり着けない。小さい時から活躍されている映画のスターですから、目の当たりにして演技するのがぜいたくで『こんなことあってもいいのかな……』と思う反面、対立を描いている映画なので、強い意志を持って演じないといけないという使命感に駆られたのは確かです」と感慨深げな表情で語った。

　中島健人の座長ぶりを問われた堤は「現場の雰囲気は明るくなるし、元気だし、スタッフとよくコミュニケーションを取っていました。僕はスタッフとしゃべったりするのが苦手なので、素晴らしい座長でしたよ」と絶賛した。

　また、同映画のタイトルにちなみ、今だから自白できる撮影中の罪についてトークを展開。中島健人は「今年の3月にインスタグラムを始めさせていただいて。写真を撮るのが好きなので、こういったシリアスな現場でも、堤さんとイエーイって自撮りしちゃいました。なぜ罪かと言うと、5枚撮ったら全部変顔だったんです。『嫌だったのかな……』と思って」と打ち明けた。これに堤は「覚えていない！」ときっぱり。中島は「記憶にございませんって国会ですよ」と言い、笑わせていた。

　同映画の原作は小説家・真保裕一氏の同名小説で、主演に中島を迎え、堤との初タッグで贈るタイムリミットサスペンス。疑惑を抱える国会議員・宇田清治郎（堤）の幼い孫娘が誘拐された。犯人からの要求は身代金ではなく「明日午後5時までに記者会見を開き、おまえの罪を自白しろ」という脅迫。それは、決して明かすことが許されない国家を揺るがす「罪」であった。清治郎の息子で議員秘書を務める宇田晄司（中島健人）は、家族の命を救うため、前代未聞の大事件に挑む。