桜庭和志の長男・大世、五輪2連覇・内柴正人に膝十字で一本勝ち「めちゃくちゃ気持ちいい」

桜庭和志の長男・大世が、アテネ・北京五輪柔道男子66キロ級金メダリスト・内柴正人に勝利した。膝十字を極め、一本勝ち。プロデビュー戦を見事に白星で飾った。

内柴正人(左)にひざ十字を極めた桜庭大世【写真:山口比佐夫】
内柴正人(左)にひざ十字を極めた桜庭大世【写真:山口比佐夫】

不動産会社に就職も社会人3年目でプロ挑戦を決断

格闘技イベント「ReBOOT~QUINTET.4~」(10日、神奈川・横浜アリーナ)スペシャルシングルマッチ75キロ契約

 桜庭和志の長男・大世が、アテネ・北京五輪柔道男子66キロ級金メダリスト・内柴正人に勝利した。膝十字を極め、一本勝ち。プロデビュー戦を見事に白星で飾った。

 この日がプロデビュー戦となる大世。バックボーンは10年間の柔道。高校時代から大学までは五輪選手輩出の強豪校の柔道部で技術を磨いてきた。大学卒業後は不動産会社に就職。社会人3年目のタイミングでプロへの挑戦を決めた。

 ポジションの入れ替わりが多い試合展開だった。大世は自ら積極的に仕掛けていた。まるで柔道の組み手争いのような動きから一気に引き込む。内柴の仕掛けにはサブミッション攻撃をかけ、エスケープ。クリエイティブなグラップリング技術を見せる。

 開始4分ごろにはオリンピアンの抑え込みに動きが止まる。腕十字を取られ、スルスルっと抜けて立つと一気に膝十字の姿勢へ。態勢を整え、一瞬の隙で極め一本勝ちを収めた。

 大世は「めちゃめちゃ疲れました。それしかいまは思いつかないです」と笑顔だった。金メダリストからの一本に「めちゃくちゃ気持ちいい」とホッとしていた。

次のページへ (2/2) 【写真】一瞬で膝十字に移行したフィニッシュシーン
1 2
あなたの“気になる”を教えてください