「凪のお暇」黒木華も遊んだ「人生ゲーム」の色褪せない人気のヒミツ

初代「人生ゲーム」
初代「人生ゲーム」

最初の発売は1968年…シリーズ累計1500万個の国民的ゲーム

「人生山あり谷あり~」とのキャッチコピーで、「人生ゲーム」が最初に発売されたのは1968年9月。元々はアメリカから入ってきたゲームだ。当時の日本は、サイコロを転がし盤面を進んでいく“すごろく”が主流。盤面が立体的になっていたり、サイコロではなくてルーレットを使うところなどが「斬新で、かっこいい」と話題になり、爆発的ヒットとなった。これまでの売り上げはシリーズ累計1500万個以上で、誰もが知る“国民的なゲーム”と言っていい。

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「人生ゲーム」には、通常版とテーマ版がある。通常版は初代からのコンセプトが受け継がれている定番のもので、8~10年に1度リニューアル。最新バージョンは2016年に発売された7代目だ。それ以外のテーマ版は、人気キャラクターやゲームとコラボしたものなど、その時々のトレンドを取り入れたものが毎年発売されている。

「マス目が重要」と語る池田氏
「マス目が重要」と語る池田氏

 令和元年の今年6月には、シリーズ64作目となる「人生ゲーム+令和版」(税抜き3,980円)が発売された。テーマは“インフルエンサー”。これまであったお札や職業カードもなければ、決まったコースやゴールもない。ゲーム終了時に、より多くの「フォロワー」を獲得したプレイヤーが“勝ち”となる。

「SNSが全盛の時代、外に向かって発信していくような人や承認欲求を満たしたい人が増えてきました。今回、最新のテーマ、トレンドということで“インフルエンサー”を選びました。基本的に人生ゲームというのは1本道で、就職して結婚して……というのが定番です。でも、令和版は遊ぶたびにルートが変わったり、コースをグルグル回ることができたり、アイテムを取りにいったりすることができる。ルーレットを回す以外は、ほとんどが新しいです。ただ、“トレンドを追いかける”という点では人生ゲームのコンセプトにのっかっています」(池田氏)

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