小学4年息子と母が力合わせ生まれた47種のご当地ネコにSNS大注目 「グッズ化して」「天才」と絶賛の嵐

千葉県のチーバくん、群馬県のぐんまちゃんなど、人気のご当地キャラクター。SNSでは、47都道府県の魅力を「ネコ」で表現したイラストが話題になっている。アイデアに富んだイラストを手掛けたのは、小学4年生の男の子。母親で、投稿者のなみそ(@omochi_nam01)さんに経緯を聞いた。

KENくんが描いた47種のネコ【写真:ツイッター(@omochi_nam01)より】
KENくんが描いた47種のネコ【写真:ツイッター(@omochi_nam01)より】

1番のお気に入りは京都の『舞妓はんネコ』 だらり帯がこだわり!

 千葉県のチーバくん、群馬県のぐんまちゃんなど、人気のご当地キャラクター。SNSでは、47都道府県の魅力を「ネコ」で表現したイラストが話題になっている。アイデアに富んだイラストを手掛けたのは、小学4年生の男の子。母親で、投稿者のなみそ(@omochi_nam01)さんに経緯を聞いた。

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「夏休みに小4の息子が描いた、47都道府県のご当地ネコ。 とても可愛いので、沢山の人に見てほしい。。 #NEKO_KENご当地ネコ」という文章が投稿されたのは8月29日のこと。同時に投稿された4枚の写真には、夏休み中だったKENくんが毎日コツコツ描いた「ネコ」を見ることができる。

 各地の名産品などとコラボレーションした「ネコ」が生まれたきっかけは、国語の授業。授業で各都道府県の特産物について学んでいたKENくんは、ご当地の名産品などを歌で紹介する動画『日本地図の歌(ゆめあるオリジナルソング)』を見てとりこになったという。「朝から晩までYouTubeの都道府県の歌を歌っていました。ずっと歌うもんだから、私もその歌が頭から離れなくなり…。私も一緒になって名産物などを調べたりしてたら、息子の意欲も合わさってご当地ネコを描くことになりました」と親子で夢中になったようだ。

 KENくんの力作を、多くの人に見てもらいたいと、なみそさんは自身のアカウントでイラストを公開することを決定。花咲カットされたマンゴーを前にバンザイをしている「マンゴーネコ」を皮切りに、毎日1枚ずつ配信をしていった。

 長崎はカステラを頬張る「カステラネコ」、奈良は鹿の着ぐるみに身を包んだ「鹿ネコ」、下呂温泉などがある岐阜は、気持ちよさそうに湯につかる「温泉ネコ」などユニークなイラストはファンを拡大。7月13日から公開をした作品は、8月28日にファーマーに扮(ふん)し、誇らしそうにじゃがいもを天に掲げた「じゃがいもネコ」で完結。同日に、日本列島に重ねたイラストに「ご当地ネコを毎日楽しみにしてくれたみんなありがとう!」とKENくんが直筆で感謝を記したメッセージを投稿すると、8.1万件ものいいねが集まった。

 なみそさんは「『奈良は鹿!』というイメージはありましたが、福井はメガネ…と言うのを知っていた息子を知り、正直『すごーーー!! 博識!!!』と尊敬しました(笑)」。特に印象深い「ネコ」は「京都の『舞妓はんネコ』です」と即答。「息子の作品として発表する以上、やっぱりちゃんとしたものにしたいなーと私が思いまして。着物のことなどに詳しい京都在住の友人に仕上がりのイラストを念の為に確認してもらったんです。すると『舞妓はんは、だらり帯が特徴なので、帯はだらり帯に描き直した方がいいよ』『頭の花飾りは季節のお花にするといいよ』などたくさんのアドバイスをいただきました!」と二人三脚の作品作りだったことを明かしてくれた。「ほかのご当地ネコよりも何倍も何倍も時間をかけて仕上げたものなので、とても思い出深いです(笑)」と振り返っている。

 普段は自宅でSwitchのゲームをすることと、絵を描くことが大好きというKENくん。47日間をかけて取り組んだ作品を目にした人からは「アクリルキーホルダーにしてほしいぐらいかわいいです!! サービスエリアにご当地で置いてほしい」「ずっと眺めていたい! 下敷とかほしいです」「天才!!!」など称賛する人が続出。ほか、「あぁ…。茨城を納豆以外で描いてくれてうれしい…」「埼玉をひな人形にしてくれたそのセンス…! いつもネギとか、せんべいとかなので、(深谷と草加の人ごめんなさい)新鮮でかわいくてうれしいです」と各地で暮らしている人から喜びの声も集まっていた。

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