俳優の横浜流星が5日、都内で行われた、佐藤浩市とのW主演映画『春に散る』の公開後舞台あいさつに登壇した。本作にちなんだボクシングトークで会場を盛り上げた。

　映画は、沢木耕太郎氏による同名小説が原作。40年ぶりに帰国した元ボクサーの広岡仁一（佐藤）と、不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾（横浜）が出会い、2人で世界チャンピオンを目指す姿を描く。

　東洋チャンピオン・大塚俊を演じた坂東龍汰は、ボクシング経験があるものの「流星君と、東洋チャンピオンとして戦わないといけない。まずはボクシングにとことん嘘がないように練習するというところから入りました」と説明。横浜とのスパーリングを振り返って「目が怖い。肉体もあれなんですけど、目がキラッと。怖かったです（笑）」と述べた。

　横浜は「けっこう練習の日が重なったりしてね」と言い、「一緒に鏡見ながら『おっ、いいじゃん！』とか言いながら」と述懐。坂東も「『背中いいじゃん』とか」と笑うと、横浜は「坂東くんなんか、特に変わっていきましたよ」と感心。

　坂東は「最初ぜんぜんウェイトとかやってなかったので。やり始めて（体つきが変化していった）」と答えつつ、「流星君は初めて会ったときからバッキバキなんですよ。『え～!?』みたいな。常にたぶんバキバキなんでしょうね、流星くんは。日常から」と驚きを示した。

　舞台あいさつには佐藤、片岡鶴太郎、松浦慎一郎も出席した。