俳優の北川景子と吉岡里帆が28日、都内で行われた『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』（日曜午後10時、9月10日スタート）の完成披露試写会に、共演の竹内涼真、黒木瞳、メガホンをとった内田英治監督とともに出席。原作者の湊かなえ氏もサプライズで出席した。

　エンターテインメント小説界をけん引する湊氏が、作家生活10周年の節目として書き下ろしたミステリー長編「落日」をWOWOWで連続ドラマ化。本作のキーワードは“裁判”と“映画”。新進気鋭の映画監督・長谷部香（北川）と新人脚本家の甲斐真尋（吉岡）の2人が、映画作りのために15年前に起きた“笹塚町一家殺害事件”の真相を探っていく様を描く。

　湊氏が大好きで、本作の原作も読んだことがあったという北川は、デビュー20周年となる今年に本作のオファーを受け「すごくうれしかったです」と目を輝かせた。初共演の俳優ばかりだったそうで「はじめての方とこういった豪華な座組みでご一緒できることがうれしかったですし、結果として自分の20周年という思い入れのある年にこういった作品になったことは光栄だなと思っています」としみじみと語った。

　また、初共演となった吉岡の印象を聞かれた北川は「“頭のいい方なんだな”とはじめてお会いしたときに思って、頭の中でしっかり考えて自分の中で咀嚼して、準備を真面目にされてから現場に臨まれる方だと思って、話していてすごく楽しかったです」と答え、しっかりしている吉岡のことを「同い年の友だちができたみたい」と感じたそうで、「美容のこととか食べ物のこととか、普段の仕事でどういうことを悩んでいるかとかスタンスの話を同じ目線で話してくださって、すごく心強い友だちができたなと思ってうれしかったです」と笑顔で語った。

　これに吉岡は「今『友だちができた』って言われたことがうれしすぎてウキウキしているんですけど（笑）」と頬を緩ませつつ、「現場で北川景子さんと対面した瞬間に、あまりにも美しさとかっこよさとオーラみたいなものに吸い込まれて、なんて素敵な方なんだろうって改めて感じました」と回顧。加えて北川の気さくさや温かさ、チャーミングに魅了されたそうで「何気ない時間が私も楽しくて、この人ともっと話したいし分かり合えるところがいっぱいあって、もしかしたら運命的な出会いをした人なのかもしれないって気持ちにすらなったので、これから大事に育んでいきたいと思っています（笑）」と声を弾ませた。