二宮和也が主演を務める映画『アナログ』（10月6日公開）の完成披露イベントが28日、都内で開催され、二宮をはじめ、波瑠、桐谷健太、浜野謙太、なにわ男子の藤原丈一郎、板谷由夏、メガホンをとったタカハタ秀太監督が出席した。

　舞台あいさつに先駆けて実施されたカーペットイベントでは、作品に登場する海をイメージした青色のカーペットが用意された。そこに、二宮らキャスト陣がファンの前に姿を現すと、待ち構えていたファンが大歓声を上げた。

　ファンの声に「本物ですよ（笑）」と二宮。「今の時代、変わった設定だと思うかもしれないけど、純粋な恋愛を見ていただければ」と呼びかけた。ヒロインを演じた波瑠はファンとの距離に「近くてびっくりしている」といい、「短い時間ですがご堪能ください」とあいさつした。

『24時間テレビ』（8月26日・27日）のメインパーソナリティーとして生放送の本番を終えたばかりの藤原は、「すてきな作品で、二宮くんと初めて共演しました。僕と二宮くんのシーンもぜひ注目してくれたら」と語った。

　波瑠と板谷の間に挟まれた浜野は「悪意のある並び（笑）。きれいきれいに挟まれて……」と苦笑し、その場を笑わせた。

　本作はビートたけしによる初の書き下ろし恋愛小説が原作。喫茶店で出会い、「毎週木曜日にこの場所で会おう」と約束した主人公の悟（二宮）と携帯電話を持たない謎めいた女性・みゆき（波瑠）のラブストーリーを描く。