福原遥の出産シーンに号泣する人続出、話題のドラマ仕掛け人は「賛否どちらもありがたい」

俳優の福原遥と深田恭子がダブル主演するTBS系連続ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(火曜午後10時)が第2章へと続く大きな山場を迎えた。8日に放送された第5話では、18歳の妊婦を演じる福原が5分以上に及ぶ出産シーンを熱演。出産を経験した女性から「リアルだった」と高い支持を集めた。ドラマのプロデュースを務める韓哲さんに、制作理由や、作品の見どころなどを聞いた。

深田恭子(左)と福原遥【写真:(C)TBS】
深田恭子(左)と福原遥【写真:(C)TBS】

出産、育児、キャリア 話し合うことで誰かの状況が好転すれば

 俳優の福原遥と深田恭子がダブル主演するTBS系連続ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(火曜午後10時)が第2章へと続く大きな山場を迎えた。8日に放送された第5話では、18歳の妊婦を演じる福原が5分以上に及ぶ出産シーンを熱演。出産を経験した女性から「リアルだった」と高い支持を集めた。ドラマのプロデュースを務める韓哲さんに、制作理由や、作品の見どころなどを聞いた。(取材・文=西村綾乃)

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 ドラマは夢に向かって歩き始めた18歳の妊婦・仲川有栖(福原)と、恋を後回しにしてきたアラフォーのアートスペシャリスト・成瀬瞳子(深田)の年の差を超えた絆を描いた物語だ。

「福原さんはとても誠実なお芝居をする人という印象がありました。有栖はとても難しい役ですが、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』などでの活躍を目にして、世代を代表する役者になる人と思い、出演を依頼しました。18歳のもろさ、弱さ、幼さなどをリアルに表現してくれています。深田さんは、自身のこれまでのキャリアと瞳子と重なる部分のある役ですが、ともすればテレビドラマとしては重くなってしまう内容を、深田さんが演じると、それがエンターテインメントとして見られるようになる。さすがと感じました」

 1話で分かった有栖の妊娠。5話では5分以上をかけ、出産シーンを描いた。陣痛から、悲鳴をあげる分娩室。壮絶な様子を待つ廊下の様子は、韓も演出し、俳優の綾野剛が産婦人科医を務めたTBSの連続ドラマ『コウノドリ』を彷彿とさせるもの。SNSでは「自分の出産を思い出して涙が出た」など福原を称賛する声が集まった。

「5話での出産は『展開が速い』と感じた視聴者の方もおられたようですが、企画を練っていた当初から、産まれるまでと産まれた後を、同じ分量で描くと決めていました。産まれて『終わり』ではなく、産まれた後には育児が待っているので、それも含めて描きたいと考えていたからです」

 深田が主演した『初めて恋をした日に読む話』など、TBSが火曜日に放送するドラマは、視聴者をキュンとさせるラブストーリーの名作が多い。福原はプロダンサーを夢見る大学生・黒澤祐馬(鈴鹿央士)、深田は元プロ野球選手で美術品輸送専門ドライバーの加瀬息吹(上杉柊平)とそれぞれ恋に落ちていく。

「これまでは福原さんと深田さんのシスターフッドが中心でしたが、出産を経た今後は育児や、有栖が夢に前進する様子を描いていきます。その中では、恋愛の要素も色濃くなってきて、元カレの麻生康介(八木勇征)も再登場します。瞳子の恋愛ではライバルのような存在が登場し恋路にドライブをかけていきます」

 ドラマに寄せられる感想は「賛否どちらも全て、ありがたいと思っています」と感謝。5話終了時点でのベストシーンについてたずねると、まだ互いのことをよく知らなかった有栖と瞳子がレディースクリニックで交わしたやり取りを上げてくれた。

「僕のベストシーンは、第1話で倒れた有栖と瞳子がカーテンを挟んだベッドで点滴を受けているところです。瞳子は検査の結果、妊娠しづらいということを知らされる。有栖は予期せぬ妊娠に悩んでいる。偶然知り合った他人同士が自らの置かれた状況を吐露し、涙を流す場面は、このドラマの起点になっています。あと、やはり有栖の出産シーンは何度見ても泣けてしまいます」

 エンターテインメントは時代を映す鏡とも言われる。2023年の今なぜ、このドラマを制作しようと思ったのか。

「僕が仕事を始めた20年前は、職場には圧倒的に男性が多かった。今は、見渡してみると女性がとても多いです。かつてと比べて女性の社会進出は当たり前の時代になったと思います。でも社会の変化に合せて個人個人が生きやすい時代になったかというと疑問が残ることも多い。状況は簡単に好転しませんが、この作品の登場人物を通して、見てくださった方がそれぞれの立場で『出産、育児、キャリア』などライフステージでの選択や悩みについて話しやすくなり、誰かの状況が好転したらという思いで制作しています」

□韓哲(はん・ちょる)1973年4月23日、東京都出身。97年にTBSに入社し報道、情報、バラエティー番組などを担当し、現在はドラマのプロデューサー兼ディレクター。『ATARU』(2012年)『コウノドリ』(17年)、『リコカツ』(21年)などを演出。『S‐最後の警官』(14年)、『家族ノカタチ』(16年)、『ハロー張りネズミ』(17年)、『チア☆ダン』(18年)などでプロデュースを務めた。

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