『スラムダンク』“聖地”は大盛況! 他にもあった…神奈川県が舞台のバスケ漫画たち

アニメも人気で、バスケットボール漫画の名作と名高い『スラムダンク』(作:井上雄彦)。昨年公開された映画『THE FIRST SLUM DUNK』が、大いに盛り上がったことは記憶に新しい。『スラムダンク』の舞台となったとされる神奈川県鎌倉市は、映画の大ヒットを受け国内外から多くのファンが訪れていることを複数のメディアが報じたほどだ。実は、神奈川県を舞台としたバスケ漫画は『スラムダンク』以外にも数多く存在することはご存じだろうか。今回は『スラムダンク』と同様に神奈川県を舞台に、青春をバスケに捧げた人気漫画を紹介する。

「完全版I’ll―アイル―」第1巻(小学館クリエイティブ)【画像:版元ドットコム】
「完全版I’ll―アイル―」第1巻(小学館クリエイティブ)【画像:版元ドットコム】

累計4500万部超えの名バスケ漫画も舞台は神奈川県

 アニメも人気で、バスケットボール漫画の名作と名高い『スラムダンク』(作:井上雄彦)。昨年公開された映画『THE FIRST SLUM DUNK』が、大いに盛り上がったことは記憶に新しい。『スラムダンク』の舞台となったとされる神奈川県鎌倉市は、映画の大ヒットを受け国内外から多くのファンが訪れていることを複数のメディアが報じたほどだ。実は、神奈川県を舞台としたバスケ漫画は『スラムダンク』以外にも数多く存在することはご存じだろうか。今回は『スラムダンク』と同様に神奈川県を舞台に、青春をバスケに捧げた人気漫画を紹介する。

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 2004年から『週刊少年マガジン』で連載している『あひるの空』(作:日向武史)は、川崎市を舞台にしたとされるバスケ漫画である。バスケ向きではない小柄な体格の主人公・車谷空が、ヤンキーの巣窟となっていたバスケ部を立て直し、幾多の苦難を乗り越えながらインターハイ出場を目指すというストーリーだ。作中では、川崎市に実在する場所が多く描かれている。丸子橋は、多摩川にかかるアーチ状の道路橋であり、アニメのオープニングや会話シーンなど、作中にたびたび登場していることで有名だ。

 また、19年には「川崎市とどろきアリーナ」にて、地元のプロバスケチームとあひるの空のコラボイベントを実施するなど、地域との結びつきも強い。ほかにも「多摩川スピードウェイ跡地」や「千年中央公園」などが舞台のモデルとされており、ファンならぜひ訪れたい場所だ。

 1996年から2004年まで『月刊少年ジャンプ』で連載していた『I’ll ~アイル~』(作:浅田弘幸)も神奈川県が舞台とされている。主人公の立花茜と柊仁成の友情が描かれた青春バスケ漫画だ。この作品の舞台は神奈川県の小田原市~平塚市周辺と言われ、作中でも実在する場所が細かく描かれている。

 平塚駅や小田原城といった有名スポットも作品中に出てくるが、ファン必見の場所は国府津駅と国府津の海である。主人公の通う高校は国府津高校であり、国府津駅と国府津の海は作品中に何度も登場し、物語の中心となった場所だ。『I’ll』の読者が国府津へ訪れれば、『I’ll』の世界を存分に味わえるだろう。

 シリーズ累計4500万部突破の大ヒット作『DEAR BOYS』(作:八神ひろき)も、神奈川県の県立高校を舞台としたバスケ漫画とされている。廃部寸前のバスケ部に、主人公・哀川和彦が入部するところから物語が始まる。哀川の圧倒的な実力によって、バスケ部は生まれ変わり、数々の確執やライバル校との激戦を経て、全国制覇を目指すストーリーだ。

 哀川が通う瑞穂高校は神奈川県の高校と設定されており、ライバル校の名前には「湘南大相模」という名前がついていることから、『DEAR BOYS』の聖地は相模原市では? とファンの間ではささやかれている。『DEAR BOYS』シリーズは23年現在も連載中で、将来聖地と呼ばれる場所が誕生するかもしれない。

『スラムダンク』以外にも、神奈川県を舞台とされているバスケ漫画は数多く存在する。神奈川県は都心からのアクセスもよく、見どころも多いのが魅力的。好きな漫画の舞台となった場所を見に行ってみれば、より作品が楽しくなるだろう。

次のページへ (2/2) 【画像】神奈川舞台のバスケ漫画『DEAR BOYS』書影
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