下北沢の本多劇場が6月1日より「有料無観客生配信」で営業再開! 柄本時生、井上小百合ら出演

本多劇場グループは20日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館だった本多劇場を6月1日から営業再開させ、1日から7日まで毎日日替わりでひとり芝居の有料無観客生配信「本多劇場グループPRESENTS『DISTANCE』」を行うと発表した。

東京・下北沢の「本多劇場」
東京・下北沢の「本多劇場」

安全第一を考慮して「独り芝居」「無観客配信」でスタート

 本多劇場グループは20日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館だった本多劇場を6月1日から営業再開させ、1日から7日まで毎日日替わりでひとり芝居の有料無観客生配信「本多劇場グループPRESENTS『DISTANCE』」を行うと発表した。

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 川尻恵太と御笠ノ忠次の脚本・演出家2人が発起人となり、柄本時生、井上小百合、入江雅人、清水宏をはじめ、伊礼彼方、小沢道成、小林顕作、近藤芳正、永島敬三ほか、下北沢を愛する役者が集結する。

「DISTANCElab.」について次のような声明を発表した。

「全国公立文化施設協会から『新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン』が発表され、劇場での演劇再開に向けて、より実践的な動きが各所で始まっています。ただ、ソーシャルディスタンスを確保した状態での興行は、その確保できる客席数から収支が成り立たないという命題を抱えています。この問題を段階的に解決していくべく、観劇スタイルの模索をおこなうのが『DISTANCE』の別働企画、『DISTANCE lab.』。具体的には無観客配信からスタートし、客席稼働が30%、50%、70%、そして100%になる過程を社会情勢とコロナウイルスの科学的根拠を元に、テクニカルスタッフと共に丁寧に進めて参ります。現時点で、正解がわかっている人は誰もいません。そして、100%安全という事実もありません。だからこそ、慎重に手探りの中、答えに近づく作業を行ってまいります」

 また総支配人の本多愼一郎氏が、劇場再開に向けてメッセージを発信した。

「劇場再開に寄せて 人が集まってこそ劇場です。劇場は舞台で創りあげた作品をお客様にお届けする場所です。劇場としてできることは何なのか。安全を第一としつつ、わずかでも着実に、一歩ずつ。今できることをやりながら私たちは前に進みたいと思います。6月1日から本多劇場グループは劇場を再開していきます。休館期間中、皆さまに舞台を観ていただきたいという思いで準備をしてきました。多くの方にご協力をいただき、本多劇場グループPRESENTSとして出来得る限りの安全対策をし、最初は少人数から。本多劇場の無観客生配信を皮切りに色々な演目を上演してまいります」

 今後の予定は、25日に演目・タイムテーブル・全キャストを発表し、27日正午よりイープラスでチケットを発売するという。

詳しくは「DISTANCE」特設サイトへ:http://distance.mystrikingly.com

次のページへ (2/2) 【写真】本多劇場グループPRESENTS「DISTANCE」に出演予定の柄本時生、井上小百合、入江雅人ら役者陣のショット
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