1週間で9キロの過酷減量だったRIZIN王者サトシ、緊急出場も3R・KO負け【BELLATOR】

BELLATORパートのメインでは、RIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)がパトリッキー・ピットブル(ブラジル)に3R・KO負けを喫した。

パトリッキー・ピットブル(左)とホベルト・サトシ・ソウザ【写真:山口比佐夫】
パトリッキー・ピットブル(左)とホベルト・サトシ・ソウザ【写真:山口比佐夫】

オファーはバーベキュー中だった

格闘技イベント「シリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXT」(30日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)BELLATORライト級GP1回戦(73キロ)5分×5R

 BELLATORパートのメインでは、RIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)がパトリッキー・ピットブル(ブラジル)に3R・KO負けを喫した。

 この試合を巡っては当初ピットブルと対戦予定だったAJ・マッキー(米国)が感染症に罹患したため欠場。大会1週間前にサトシが緊急オファーを受けていた。オファー時にサトシはバーベキュー中。6日間で9キロの減量に挑み、見事に計量パスしていた。

 対するパトリッキーは、早めに来日。“仮想AJ・マッキー”として朝倉未来と練習を積んできた。大会前のメディアデーでは常に笑顔、リラックスした状態で臨んでいた。

 静かな立ち上がりだった。1Rはお互いに探り合いの展開。終始、パトリッキーが圧をかけ続け、隙を探しているようだった。残り10秒で打撃のラッシュ。会場がどよめいていた。

 大きく試合が動いたのは3R目だった。1Rから受けていたカーフキックをこのラウンドも被弾。サトシはそのまま倒れ込んだ。パトリッキーが追撃のパウンド。レフェリーが慌てて試合を止め、KO勝ちとなった。パトリッキーがライト級GP準決勝進出を決めた。

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