藤木直人、新ハリー・ポッター演じ「ホッとした」 重圧と不安で「こんなに大変な舞台なんだって」
俳優の藤木直人が29日、東京・TBS 赤坂ACTシアターで行われた舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で、新ハリー・ポッター役としてデビューし、終演後に囲み取材に応じた。
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で新ハリー・ポッター役でデビュー
俳優の藤木直人が29日、東京・TBS 赤坂ACTシアターで行われた舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で、新ハリー・ポッター役としてデビューし、終演後に囲み取材に応じた。
同公演のハリー・ポッター役は初年度、藤原竜也、石丸幹二、向井理がトリプルキャストで務めたことで話題を呼び、2年目は藤原、藤木、大貫勇輔がトリプルキャストでハリー・ポッター役を演じる。
この日のデビュー公演を無事に終えた藤木は「とりあえずホッとしました。カーテンコールはとても感動しました」と目を輝かせ、また子役の1人の体調が芳しくなかったそうで「2幕は別の人に交代するかもしれないって話にまでなって、2幕は今までやったことのない人とやらなきゃいけなくなるのかなと思っていたら、頑張って最後までやり遂げてくれて、それもあって泣きそうになりました」としみじみと語った。
また、同役に挑むにあたって大変だったことを聞かれると「世界中で愛されている作品なので、みなさんハリー・ポッターの世界に対する思いが強いだろうし、今日、僕のハリーを見てどんな感想を持ったのか不安にはなりますね」と吐露し、自身が同舞台を観客として見た際、ハリーの出番が少ないと感じたそうで「意外と楽できるのかなと思っていたんですけど、いざやってみると裏でいろいろやらなきゃいけないことがあって、こんなに大変な舞台なんだって今、実感しています」と苦笑した。
改めて、同舞台の魅力を尋ねられると「映画だとCGを使ってどんなことでもできますし、この舞台もテクノロジーというかいろんな仕掛けがありますけど、やっぱりヒューマンパワーというか、アナログに役者が頑張っていて、そこが舞台版『ハリー・ポッター』の魅力なんじゃないかなと思います」と言い、舞台自体の醍醐味や魅力については「僕は映像の世界から始めたので、どんな風に見てくれるか直接知ることはできないし、全国で放送されるということで多くの方に知ってもらえる喜びはありますけど、こうやって劇場で見てくれる人が目の前にいて空気感が伝わってきますし、それは舞台ならではで、幕が開いてしまったら最後まで止まらずに、休憩込みですけど3時間40分という中、間違えたらどうしようみたいなプレッシャーはありますけど、それを上回る演じ甲斐というか、楽しさがありますね」と声を弾ませた。