大沢たかお、『キングダム』王騎と自身は「違いすぎる」 起用理由は“くちびるの厚さ”?
俳優の大沢たかおが28日、都内で行われた映画『キングダム 運命の炎』の初日舞台あいさつに出席。天下の大将軍・王騎を演じている大沢は、なぜ自分に同役がキャスティングされたのか疑問に思った際、知人から「くちびるじゃない?」と“くちびるの厚さ”を指摘されたという。
結局プロデューサーとは連絡取れず「もう演じないといけなくなった」
俳優の大沢たかおが28日、都内で行われた映画『キングダム 運命の炎』の初日舞台あいさつに出席。天下の大将軍・王騎を演じている大沢は、なぜ自分に同役がキャスティングされたのか疑問に思った際、知人から「くちびるじゃない?」と“くちびるの厚さ”を指摘されたという。
大沢は「自分と役が違いすぎて。ほぼ人間じゃない。知人に『なんで俺に話きたのかな?』と聞いたら、『くちびるじゃないか?』って言われた。(起用理由は)くちびるが厚いからか! って。その件をプロデューサーさんに聞こうと思ったら、すでに連絡取れなくなって、もう演じないといけなくなった」と結局真相は明かされぬまま、クランクインとなってしまった。
疑問から始まった王騎役だが、シリーズ3作品を演じてきて「今日この場に来ると運命やご縁を感じる。そういう意味では、みなさんに会えることも運命だし、このメンバーで登壇できることも、世代も性別も違うのに同じことを思って立てることもうれしいし、運命を感じる」としみじみだった。
2019年と22年に公開された第1弾と第2弾は、ともにその年の邦画実写映画No.1を記録した。本作もそれに続こうと、さまざまな宣伝活動が行われた。大沢も「僕も普段出ないような謎のバラエティーに出たり……」と苦笑しつつ、「続編だとどうしてもトーンダウンしてくると言われがち。『キングダム』はどんどん面白くなるけど、どんどん厳しい戦いをしていく。成功しないといけない」と力を込めた。
原泰久氏による漫画を原作に、紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になる夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・エイ政(後の秦の始皇帝)の壮大なストーリー。実写映画第3弾となる本作は、超大国・趙(ちょう)の侵略を迎え撃つべく信と王騎が初めて同じ戦場に立つ「馬陽の戦い」、エイ政の知られざる過去が明らかなる原作屈指の感動エピソード「紫夏編」を描く。
舞台あいさつには、山崎賢人、吉沢亮、清野菜名、岡山天音、片岡愛之助、佐藤信介監督も参加した。
※山崎賢人の「崎」の正式表記はたつさき