ハンドボール男子の土井レミイ杏利選手が26日、都内で行われた「TEAM JAPAN SUMMER FEST－パリ2024オリンピック1年前カウントダウンイベント－」のオープニングイベントに出席した。日本代表を引退したことへの未練は「一切ありませんでした」と述べた。

　TikTokのフォロワー数が700万を超える“レミたん”ことレミイ。東京五輪で主将を務めたフランスにルーツを持つ33歳は、日本代表を退いたことへの未練を問われて「僕は一切ありませんでした」とキッパリ。「なんでかと言うと、選手としての人生もそうですが、引退した先の人生のほうが長い。続けることはもちろんできたんですけど、僕はセカンドキャリアの準備をすることのほうが重要度が高いなと思った。一切迷いなく、そっちのほうは引退させていただきました」と説明した。

　同オープニングイベントには元マラソン選手の高橋尚子、元女子レスリング選手の登坂絵莉、元プロ卓球選手でタレントの水谷隼も出席。パリ五輪で競技種目となるブレイキンのパフォーマンス、来場者とゲストによる卓球やハンドボールのミニゲームなどが展開された。

「TEAM JAPAN SUMMER FEST－パリ2024オリンピック1年前カウントダウンイベント－」は、さまざまな競技や種目、五輪、日本代表について遊んで学べる体験型イベントなどを展開。パリ五輪に挑む日本代表に対する応援を広く呼びかけると共に、スポーツにも大きな影響を与える気候変動について、ゲストのオリンピアンを通じて環境の大切さに気付いてもらい、衣料品のリユースなどCO2削減につながるアクションへの興味関心を持ってもらうことを目指して行われる。実施期間は、パリ五輪の開催期間に合わせて7月26日から8月11日まで。