俳優の青柳翔が22日、都内で行われた映画『セフレの品格（プライド） 初恋』の公開記念舞台あいさつに行平あい佳、片山萌美、城定秀夫監督とともに参加した。

　シリーズ累計430万部超の湊よりこ氏によるレディースコミックが原作。派遣社員として働きながら女手一つで娘を育てているバツ2の主人公・抄子（行平）と、抄子の初恋の相手で産婦人科の一樹（青柳）が同窓会で再会し、一晩をともにしたことをきっかけにこじれていく男女の関係性を2部作で描く。

　セフレの関係になる抄子と一樹。青柳は撮影現場を振り返り、「徐々に（行平演じる抄子が）僕以外の人と触れ合っているのを見るのがだんだん嫌になってきて」と嫉妬心を抱いていたことを明かすと、行平も「私も、ほかの人と関係を持っているシーンを興味本位で見たらものすごく凹んで帰ってきた（笑）」と吐露。青柳は「順撮りではなかったですが、徐々に（嫉妬心が）生まれたことはよかったのかな」と撮影にいい影響を与えたことを紹介した。

　青柳が演じた一樹は、数々の女性を魅了して虜にする役どころ。登場シーンから女性からモテモテで、青柳は「恥ずかしい～！　あっははは！」と笑いながら振り返った。登場シーンで共演した行平は、「恋心を持った状態で見ていた。キラキラと輝いて登場したので、（女性に）囲まれているところに行けないもどかしさは、リアルに演じられたのかな」と語った。

　タイトルにかけて「自身の譲れないプライド」についてトークを展開。回答はフリップに記入して披露するはずだったが、青柳はまさかの“空白”だった。「一生懸命考えたけど、何も思いつかなくて……。ちょっとバカかもしれないです」と自虐しながら釈明した。

　城定監督が「プライドがないことがプライドじゃないの？」と聞くと、青柳は「一番最初はそれ考えたんですけど、3日後とかに恥ずかしくなりそうで……」と苦笑していた。

　この日登壇予定だった新納慎也はスケジュールの都合で急遽、欠席に。会場に動画メッセージを寄せた。「初恋」の続きとなる『セフレの品格 決意』は8月4日に封切られる。