俳優の陣内孝則が16日、都内で行われたABCテレビ・テレビ朝日系連続ドラマ『何曜日に生まれたの』（8月6日スタート、日曜午後10時）の制作発表会見に登壇。主演の飯豊まりえ、共演の溝端淳平、早見あかり、シシド・カフカ、脚本家の野島伸司氏、占術研究家の水晶玉子氏とともに出席した。

　本作は、タイトルにもある『何曜日に生まれたの』といった自分の誕生曜日で運勢を占う「曜日占い」もドラマの重要な鍵となる。ラブストーリーか、ミステリーか、人間ドラマか、社会派か……先が読めない予測不能な謎だらけの毎話、様相が変わる“野島伸司ワールド”が展開される。

　主人公・すい（飯豊）の父親で売れない漫画家の黒目丈治を演じる陣内。今回、初共演となった飯豊の印象を「すてきな女性ですね。日頃、日本のドラマを見ないので知らなかったんですけど、こんなにすてきな女優さんがいらっしゃったなんて」と絶賛し、「（登壇キャストの）この5人は万全です！」と力強く語った。

　撮影現場での一コマも紹介。陣内は「ただ、子役とうまくいっていない」と打ち明け、「子役が生意気で……。溝端くんにはすごく慣れていて、キャッキャ言いながらじゃれ合っているんです」と嘆き節。子役からなんと呼べばいいか聞かれた際に「先生と呼びなさい」と言ったそうだが、「そうしたら嫌な顔をされて全然呼ばないんですよ。セットの外でお母さんから『陣内さんを先生って呼ばないとダメじゃない！』って怒ってる声が聞こえて、なんか悪いことしちゃったなって（笑）」苦笑いを浮かべた。

　その後、楽屋の前で「先生、おはようございます」とあいさつしてくれたそうだが、「なんか学校の先生に言っている感じで、芸能界的なニュアンスをあいつはわかってないんですよ！　若山富三郎さんのような感じで『先生』って呼んでほしかったんだけど」とぼやいた。

　また、撮影地が都内から少し離れているようで「『遠いよなあ』って言ったら、『僕はニューヨークまでワンシーンを撮りに行きました』って言われて、こいつのほうがスケールでかいな、俺ちっちぇえなって。ワンシーン撮るためにニューヨークに行ったってマウント取ってくるんですよ」と肩を落としつつ、「シシドさんの息子役なので注目してください」とアピールした。