野島伸司氏、陣内孝則の年齢を考えロケ少なめで台本執筆「途中で降板されると困るので」

脚本家の野島伸司氏が16日、都内で行われたテレビ朝日系連続ドラマ『何曜日に生まれたの』(8月6日スタート、日曜午後10時)の制作発表会見に、主演の飯豊まりえ、共演の溝端淳平、早見あかり、シシド・カフカ、陣内孝則、占術研究家の水晶玉子氏とともに出席した。

イベントに登場した陣内孝則(左)と野島伸司氏【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登場した陣内孝則(左)と野島伸司氏【写真:ENCOUNT編集部】

地上波連ドラでは5年ぶりのオリジナル脚本『何曜日に生まれたの』

 脚本家の野島伸司氏が16日、都内で行われたテレビ朝日系連続ドラマ『何曜日に生まれたの』(8月6日スタート、日曜午後10時)の制作発表会見に、主演の飯豊まりえ、共演の溝端淳平、早見あかり、シシド・カフカ、陣内孝則、占術研究家の水晶玉子氏とともに出席した。

 本作は、タイトルにもある『何曜日に生まれたの』といった自分の誕生曜日で運勢を占う「曜日占い」もドラマの重要なかぎとなる。ラブストーリーか、ミステリーか、人間ドラマか、社会派か……先が読めない予測不能な謎だらけの毎話、様相が変わる“野島伸司ワールド”で展開される。

 地上波連続ドラマとしては5年ぶりのオリジナル脚本を担当しする野島氏は、本作に込めた思いを尋ねられると「最近は漫画やアニメの原作のほうに行こうとしている部分があって、久々に実写をやるのでまだ2次元脳が残っている部分が台本の中にちらほらあるんですけど」と明かしつつ、「コロナというのがすごく大きくて、僕が1番感じたのは大学生たちが(楽しい)キャンパスライスを想像してきたにも関わらず、キャンパスに通えず、そのまま何年もリモート授業になり、想像していた華やかな大学生活が送れなくて、そのまま退学してしまったり、そのまま引きこもりになってしまった世代、特殊な世界の若い世代がずっと引っかかっていたので、数年間キラキラした青春を送れなかった子に寄り添おうかなというのが最初の考えでした」と打ち明けた。

 また、1989年に放送された野島氏脚本のドラマ『愛しあってるかい!』で主演を務めた陣内は、本作の野島氏の脚本の印象を聞かれると「『愛しあってるかい!』のときはとんでもないせりふを書いてくる人だなと思ったんですけど、だんだん深くなっちゃって、今回もダブルミーニングのセリフが多くて、しっかりキャラクターを掘り下げて演じないとダメだなと感じています」と吐露し、「野島さん、僕の年齢を気にしてくださって、できるだけロケに出ないように、セットで済ませるように脚本を書いてくださっているそうで、それはすごく嬉しいです。65(歳)になるとポンコツになってるんですよ。だからイキイキとセット内でやっています」と感謝。これに野島氏は「途中で降板されると困るので、陣内さんの体調管理だけは考えて書いたつもりです」とコメントして会場の笑いを誘った。

次のページへ (2/2) 【写真】『何曜日に生まれたの』制作発表会見ショット
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