元BiSHのメンバーで国際基督教大（ICU）教養学部卒のモモコグミカンパニーの小説第2作『悪魔のコーラス』が21日に発売される。また東京、大阪、名古屋、福岡での刊行記念イベントの開催が決定した。

　本作はBiSH解散が迫る2022年から23年にかけ、超過密スケジュールの合間をぬいながら、遠征先のホテル、移動中の新幹線、ライブ前の楽屋でも執筆を続け、「本当に書きたい物語と向き合った」末に生まれたという。

　かねてからの念願だったという中学校が舞台となるこの作品は、誰もが経験する年齢特有の感情、生徒同士の微妙な人間関係が生々しく活写され、息をもつかせぬ不穏な展開に寒気立つ、戦慄と感動の学園サスペンス小説だ。

　カバーイラストは、漫画家の宮崎夏次系さんによる描き下ろし。モモコグミカンパニーも「大ファン」と公言し、賛辞を惜しまない、その独自のタッチで、本作に漂う異様な雰囲気、狂気をはらんだ世界観を見事に表現した。カバーデザインは、多方面のグラフィックデザインで人気を博すクリエイティブチーム、BALCOLONY.によるものとなっている。