破壊王・橋本真也さんの命日を前に息子・大地が結婚&長男誕生 破壊王三世への期待

7月11日。今年もこの日が近づいてきた。18年前も暑い1日だった。2005年、“破壊王”橋本真也さんが40歳で急逝。大きな衝撃だった。在りし日の真也さんの勇姿を思い出していると、朗報が飛び込んできた。息子の大地が一般女性と結婚し、長男が誕生したという。気が早いかもしれないが、破壊王三世の大暴れを夢見てしまうのは私だけではあるまい。

橋本大地はますます父・真也さんに似てきた【写真:柴田惣一】
橋本大地はますます父・真也さんに似てきた【写真:柴田惣一】

柴田惣一のプロレスワンダーランド【連載vol.153】

 7月11日。今年もこの日が近づいてきた。18年前も暑い1日だった。2005年、“破壊王”橋本真也さんが40歳で急逝。大きな衝撃だった。

 在りし日の真也さんの勇姿を思い出していると、朗報が飛び込んできた。息子の大地が一般女性と結婚し、長男が誕生したという。気が早いかもしれないが、破壊王三世の大暴れを夢見てしまうのは私だけではあるまい。

 真也さんが急死したとき13歳だった大地は、11年にプロレスラーデビュー。破壊王二世に期待は高まった。ZERO1、IGFを経て現在は大日本プロレスに所属。BJW世界ストロングヘビー級王座に二度、君臨するなど活躍している。

 その風貌は、いよいよ父・真也さんに似てきた。親子2代に渡る入場テーマ曲「爆勝宣言」に乗って、颯爽と登場してくる大地の勇姿に心躍る人も多いだろう。真也さんは新日本プロレスで武藤敬司、蝶野正洋と共に闘魂三銃士を結成しプロレス界をリード。感情を爆発させる試合はファンの共感を呼び、人気も高かった。「柔道王」小川直也との抗争もいまだ語り草だ。

 ZERO-ONEを創設し、全日本プロレスの三冠王座も獲得。ハッスルにも参戦するなど、マット界で暴れまわったが、全盛期に逝ってしまった。

 豪快なファイトでレスラーとしても日本プロレス史に刻まれているが「イタズラ王」としても知られている。愛すべき都市伝説をたくさん残しているが、中でも付き人も務めていた天山広吉との逸話の数々は、いまだに語り継がれている。

 合宿所で就寝中の天山が跳び起きた。真也さんが天山の大切なところにサロメチールを塗った。「痛い! 熱い!」と叫びながら、天山は風呂場に直行。何度も洗ったものの、なかなか元に戻らない。真也さんのイタズラには、慣れていた天山も、これにはさすがに怒り心頭だった。

 父の豪快なファイトを継承した“破壊王二世”大地だが、どうやら度を越した“イタズラ心”は受け継がなかったようだ。ただ、虫嫌いの小島聡の部屋に、大量に集めたアブラセミを放った父・真也さんの虫や動物好きDNAはしっかりと受け継いでいた。

 何とブリーダーになるための修行に取り組んでいるのだから筋金入り。それも犬や猫どころか、爬虫(はちゅう)類にほれ込んでいる。カメ、トカゲ、ヘビ、ヤモリ、カエルなど、50匹近い爬虫類を中心とした動物たちと同居するほど。

「かわいくて仕方ない。なかなかわかってもらえないかも知れないけど、皆さんにも爬虫類の良さを知ってほしい。そのためにもブリーダーとなって、皆さんが爬虫類と接する機会を増やしていきたい」と目を輝かせていた。このほど生き物好きな伴侶を見つけたようだ。

「お互いに生き物が好きな事もあり、助け合いながら、理解を深めていく中で、新しい命を授かる運びとなりました」とコメントを発表した大地。息子さんの将来は、まだまだこれからの話だろうが、真也さんの破壊王ファイトに熱くなり、大地の切れ味鋭い蹴りに心躍らされている者たちには夢が膨らむばかり。

 もしも真也さんが健在ならば、孫の誕生に大喜びだったことだろう。愛嬌ある真ん丸な笑顔が目に浮かぶ。力道山、百田光雄、力の三世代レスラーに続く橋本家の“大河ドラマ”を見てみたい。

次のページへ (2/2) 【写真】24歳の橋本真也さん…若き日の勇姿
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