錦笑亭満堂「満堂を百年続く名前にしたい」 日本武道館へ続く、真打昇進披露興行の大初日

落語家の三遊亭とむ改め錦笑亭満堂(きんしょうてい・まんどう)が1日、東京・両国寄席で、真打昇進披露興行の初日を迎えた。2024年1月21日、日本武道館で開催される千秋楽に向け、全国24会場33公演の全国ツアーのスタートを切った。

師匠の三遊亭好楽が作ってくれた黒紋付姿の錦笑亭満堂【写真:ENCOUNT編集部】
師匠の三遊亭好楽が作ってくれた黒紋付姿の錦笑亭満堂【写真:ENCOUNT編集部】

ハイヒールモモコに「師匠!」と呼ばれ「調子に乗っています」、披露目には「笑点」メンバーも集結

 落語家の三遊亭とむ改め錦笑亭満堂(きんしょうてい・まんどう)が1日、東京・両国寄席で、真打昇進披露興行の初日を迎えた。2024年1月21日、日本武道館で開催される千秋楽に向け、全国24会場33公演の全国ツアーのスタートを切った。

 大初日の開演前、やや緊張気味に取材に応じた満堂は「うちに師匠(=三遊亭好楽)じゃないと無理だった。よくも悪くもいい加減な師匠なので、寛容で、やりたいことをやらせてくれました」とあらためて13年間の修行期間を見守ってくれた師匠に感謝。師匠からもらったという新品の黒紋付で、写真撮影に応じた。

「実感はありませんが、師匠と呼ばれて、『師匠なんてとても!』と言っていますが、内心喜んでいます。調子に乗っています」と本音を吐露。「きのうの夜、ハイヒールのモモコさんとお食事をしたんですけど『師匠!』と呼ばれまして、姉さんに師匠と呼んでもらえてうれしかったです」と、新しい名前のなじみ具合を伝えた。春風亭小朝が命名した錦笑亭満堂という響きについては、「アニメやライトノベルに出てくる師匠の名前のようで、風格がある」とにっこりだ。

 両国寄席では10日間興行を行うが、「新作も古典もやっていきたい」と満堂。コント赤信号のリーダー・渡辺正行や笑福亭鶴瓶、「笑点」メンバーの林家木久扇や三遊亭小遊三、春風亭昇太、林家たい平らが連日、色を添える。

 日本武道館へ向けての第一歩を踏み出した満堂は「このプロジェクトが、思った以上に大きなことになってしまった。失敗は許されない。必ず成功させて、満堂を百年続く名前にしたいと思います」と意欲を口にし、表情を引き締めた。

次のページへ (2/2) 【写真】高座に上がった錦笑亭満堂
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