俳優の北村匠海が1日、都内で行われた主演映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』の公開記念舞台あいさつに登壇した。本作の公開にまつわる心境などを語った。

　今作をめぐっては、劇中で場地を演じた永山絢斗が公開を控えた6月16日、東京都内の自宅にて大麻取締法違反（所持）の疑いで警視庁に逮捕された。

　今回の舞台あいさつには、主演の北村をはじめ、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、眞栄田郷敦、清水尋也、高杉真宙、高良健吾、間宮祥太朗、吉沢亮、英勉監督がそろう豪華な顔ぶれとなったが、今回は永山の一件を受けてか、冒頭のあいさつが割愛される異例の対応に。登壇したキャスト陣は、全国中継されているライブビューイングに手を振って無言であいさつ。MCから今作にまつわる質問が投げかけられ、トークセッションが始まった。

　それでも北村は、今回の心境を問われて開口一番、「（6月30日に）公開できたことがとにかく、ありがとうございます。皆さんのおかげですという一言に尽きるかなという思いです」と述べた。

　過去を振り返ると、北村は主演映画『とんかつDJアゲ太郎』（2020年）でも、共演した伊藤健太郎が道交法違反（ひき逃げ）の疑いで、伊勢谷友介が大麻取締法違反（所持）で逮捕された。同年10月30日に行われた同作の初日舞台あいさつで北村は、「僕は決してかわいそうなやつではなく本当に幸せ者だと思ってます」と言い、「出演したキャスト全員に支えられてここまで来れた」と感謝のコメントを残した。

『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』は、今年4月21日に公開された『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』に続く後編。原作でも屈指の人気を誇り、ファンの中でも「最も泣ける」と支持を集めるエピソード「血のハロウィン編」を描く。東卍崩壊の危機をもたらす、かつての親友同士の壮絶な戦いが繰り広げられる。