広瀬すず、カットかからないと燃えるタイプ「『あ、今』と客観的に思う瞬間がある」
俳優の広瀬すずが25日、都内で行われた主演映画『水は海に向かって流れる』公開御礼舞台あいさつにメガホンをとった前田哲監督とともに出席した。
前田監督も「あれはカットできない」と絶賛
俳優の広瀬すずが25日、都内で行われた主演映画『水は海に向かって流れる』公開御礼舞台あいさつにメガホンをとった前田哲監督とともに出席した。
この日は前田監督とともに公開後だから明かせる撮影秘話などをトーク。広瀬は、直達を演じた大西利空との感情的なやりとりのシーンを「一番生っぽい演技だった」と振り返り、「ここでカットかけますと言われていたけど監督が止めなかった。そういうとき、私一番めちゃめちゃあがってくるタイプで」と明かした。
前田監督がカットかけずに撮影を進めたことで「私も段取りやテストもやっているのに、(本番では)全然違う言い回しになった。自分の中で『あ、今』と客観的に思う瞬間がある」といい、「完成品を見たらカットかけずに撮った方を使ってくれていた。監督も、(私があがっていることを)気付いていたのかな?」と話した。前田監督は「気付いていましたよ! あれはカットできない」と広瀬の迫真の演技に引き込まれていた様子だった。
本作は、田島列島氏による同名漫画が原作。叔父の家で個性豊かな人々と共同生活をスタートさせた高校1年生の直達が、「恋愛はしない」と宣言する26歳のOL・榊千紗と出会い、淡い想いを抱いていく……というストーリー。
6月9日に封切られた本作について、広瀬は「個人的にこの映画がすごく好き」といい、大勢のファンを前に「たくさんの人に見ていただけてうれしい」とほほ笑んだ。
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【写真】広瀬すずの全身ショット