三笘薫、やる気の出ない子どもへ“金言”「違うクラス行こ!」 意外な角度からアドバイス
サッカー日本代表でプレミアリーグ・ブライトンの三笘薫が25日、都内で行われた初の著書となる『VISION 夢を叶える逆算思考』(双葉社)の出版記者発表会に登場。抽選で選ばれ、会場に集まった200人のファンと笑顔で交流を行った。
宿題をやることの大切さを説く
サッカー日本代表でプレミアリーグ・ブライトンの三笘薫が25日、都内で行われた初の著書となる『VISION 夢を叶える逆算思考』(双葉社)の出版記者発表会に登場。抽選で選ばれ、会場に集まった200人のファンと笑顔で交流を行った。
黒のシャツに白のスニーカーを着用した三笘が会場に登場すると、満員のファンから大きな拍手で出迎えられた。マイクを持つと「思った以上に人がいるというか(笑)。日本代表、ブライトンのユニフォームも着ていただいて本当にうれしい」と感慨。ブライトンでのプレーを見ているか? との問いにほぼ全員が挙手すると、「夜中2時、3時の試合がある中で、次の日本当に大変だと思うんですけどそういった方が見てくれるというのはうれしくて。変なプレーできないなと感じました」と笑いを交えながら感謝を伝えた。
トークイベントで『VISION』のタイトルの意味について尋ねられると、「小さいころからプロサッカー選手という夢を持ってどういう風に歩んできたかというところを書いてますし、いかに目標を掲げながら逆算志向を持って今何すればよいのか考えながら歩んできたストーリーを書いているのでそこを感じ取っていただければ」と説明した。
後半には会場に訪れた子どもたちとも交流。「宿題とか、分かっていてもやる気が出ないのですが、そういうときはどうしていますか?」の質問には「学校って出されたものをやらないといけないところもあって、それができないと大人になったときにそういう能力がないと生きていけないからこそ、(宿題を)出されていると思う」と指南。「それでも宿題を絶対にやりたくないんだったら先生にとりあえず『絶対にやりたくない!』って言えば良いと思う。それでもだめだったら……違うクラス行こ?」とアドバイスし、会場は大きな笑いに包まれた。
続けて、「ちょっと言い過ぎたけど、ある程度やらないといけないことをやるっていうのは確実に大人になってから必要だし、それをやれないと成長もしないというのは事実。でも、自分がやりたくないことに『やりたくない』と言えることも大事で、それをやっていけば自分がやりたいことが見つかる」と真っすぐな目で語りかけた。
本著では三笘がサッカーとの出会いから、ジュニアユース・ユース時代、筑波大学時代、川崎フロンターレ時代、ベルギーリーグ・サン=ジロワーズ時代、そして現在の世界最高峰のプレミアリーグ・ブライトンで日本人最多ゴールを記録した現在に至るまでのキャリア全秘話が初めて明かされる。また、三笘自身を形作った夢を実現させるためのブレない考え方や、親子、指導者、ビジネスマンのヒントとなるメソッドが「120項目」語られた一冊になっている。