俳優の森七菜が24日、都内で行われた奥平大兼とのダブル主演映画『君は放課後インソムニア』の公開記念舞台あいさつに登壇した。本作にまつわる友人とのエピソードを明かした。

軽トラからセンチュリー、バイクにバギー…大御所タレントの仰天愛車遍歴（JAF Mate Onlineへ）

　2019年より『週刊ビッグコミックスピリッツ』（小学館）にて連載中の同名漫画を原作とする青春映画。不眠症に悩む女子高生の曲伊咲（まがり・いさき、森）と、同じく不眠症の男子高生・中見丸太（なかみ・がんた、奥平）はある日、学校の使われていない天文台で出会う。クラスではろくに話したこともないけれど、誰にも打ち明けていなかった不眠症という秘密でつながり、2人が次第に打ち解けていく様が描かれる。

　森は「私の友達に、親友にすごく『君ソム』と奥平君が好きな子がいる（笑）」と告白し、「楽しみにしていて、漫画とかアニメとかをすごい予習して『今から見に行くんだ～』みたいな言ってくれる姿を見て『他にこんな人がたくさんいるのかな～』と思うとうれしい気持ちになりながら、今日やって来ました」とニッコリ。

　続けて「ずっと友達だったので、『君ソム』が好きだと知っていたし、奥平君のことも好きって知ってたので、私が伊咲をやると決まったときに『本当に秘密なんだけど、やるんだよね……！』と言ったら『誰と？』と言われた。『私、人によっては怒るからね』と言われた（笑）。ファンの方なんで、奥平君だと言ったらすごい喜んでました。『もう完璧！』みたいな。きっと楽しんでくれていると思います」と話した。

　奥平は「今初めて聞きました。恥ずかしいですね……」と照れ笑い。「個人的には『やっと公開か』という気持ち。一昨日の夜に、寝れなくて（映画公開は6月23日）、本当にすごいソワソワするんですよ。そういう気持ちもあった」と心境を明かし、「（伊咲と丸太の）2人の年齢から出る、表現の仕方が苦手だったりとか、そういうのが感じられる作品。今学生の方はそういうところに共感できるかもしれない。大人の世代の方々は、自分の子どもに対する接し方が何か分かるかもしれません」とアピールした。

　舞台あいさつには工藤遥、斉藤陽一郎、MEGUMI、萩原聖人、池田千尋監督も出席した。