NSC東京24期卒業・芸歴5年目、76歳のピン芸人・おばあちゃんが、オーディションを勝ち上がり、神保町よしもと漫才劇場所属となった。このニュースやおばあちゃんの経歴に驚きの声が上がっている。

　主に漫談を得意とするおばあちゃん。趣味は「近所の温泉に行くこと」と「空手」だ。芸人を目指すまでの波瀾（はらん）万丈な人生に注目が集まっている。

　38歳時（1985年）にステージ4の乳がん手術、その1年後に卵巣に転移し6年後には子宮に転移した。47歳で放送大に入学し「乳がん手術後の発汗と下着について」の卒業論文をまとめた。51歳時には日本化成学会第50回大会・研究発表で「乳がん手術経験者の術後症状とブラジャー等の着用に関する実態調査」＆「乳房切除者のブラジャー内微気候の変動」を発表した。

　55歳からは3つ上の兄の介護がスタート。71歳になった2018年に東京NSC24期生として入学し19年に吉本興業よりプロデビューした。所属決定には「おばあちゃんで76歳の後期高齢者です。毎日元気で平凡に暮らせたらいい、嫌なことは考えない、楽しい事を考えて暮らしいくつになっても好奇心と笑顔でいたい。若い人の力もお借りして感謝を忘れず生きていきたいと思っております」とコメントしていた。

　衝撃的な経歴の持ち主にネット上は話題沸騰。「あらびき団出演待ってます」「多様性すぎ」「凄えな」「人生濃厚すぎる」「サバイバーさん」「芸人を楽しんでほしい」「NEXTブレイク芸人」「とんでもないロールモデル爆誕」などの声が上がっていた。