酒井法子、新作舞台の冒頭でセーラー服JK演じ「不安しかない。お客様に耐えていただきたい」

俳優で歌手の酒井法子が18日、都内で行われた舞台『藤堂和子“ママ稼業 五十周年記念作品 ごりょんさん ~親子三代ママ稼業~』制作発表に出席した。当日は、共演者の風祭ゆき、田村幸士、原作で製作総指揮の倉科遼、演出を担当する笹浦暢大、クラブ「ロイヤルボックス」とバー「リンドバーグ」のオーナーの藤堂和子ママも登壇。酒井は同作への意気込みを語っていた。

舞台『藤堂和子“ママ稼業 五十周年記念作品 ごりょんさん ~親子三代ママ稼業~』制作発表に登場した酒井法子【写真:ENCOUNT編集部】
舞台『藤堂和子“ママ稼業 五十周年記念作品 ごりょんさん ~親子三代ママ稼業~』制作発表に登場した酒井法子【写真:ENCOUNT編集部】

中州生活50年の藤堂ママ演じる

 俳優で歌手の酒井法子が18日、都内で行われた舞台『藤堂和子“ママ稼業 五十周年記念作品 ごりょんさん ~親子三代ママ稼業~』制作発表に出席した。当日は、共演者の風祭ゆき、田村幸士、原作で製作総指揮の倉科遼、演出を担当する笹浦暢大、クラブ「ロイヤルボックス」とバー「リンドバーグ」のオーナーの藤堂和子ママも登壇。酒井は同作への意気込みを語っていた。

 福岡の中州生活50年を超える藤堂ママを演じるのは、同じく福岡生まれの酒井。演じるにあたって酒井は「私も生まれは福岡でございまして、育った時間はそれほど長くなく、藤堂ママのように骨の髄から九州女のきっぷのよさは足りないと思いますが、DNAとしては一番奥の方に男の方を支える、盛り上げる“ごりょんさん”の魂が私の中にあると思います」と語り、「今回の舞台ではいろんな役者さんが出ていらっしゃる。そして、これ“私じゃないよね”という年代もやります。休むことなく出っぱなしに近いんですね。間違えないといいなというくらいのセリフ量もありますが、やりがいもあります。これから藤堂和子ママをほじり倒して、調べ倒して、ママを私に染みこませて、すてきなママをお届けしたいなと思います」と意気込みを語った。

 倉科が「酒井さんに出ていただくこの芝居の最初のシーンは女子高生です。酒井さんにセーラー服を着ていただいたところから出ていただきます。ぜひファンの方、期待してください」と話すと、酒井は「セーラー服は不安しかないです。舞台は現実と非現実が混じり合う 夢の世界なので、時空を超えた感じで表現していきたいと思いますし、お客様に耐えていただきたいです」と笑いを交えながら、意欲を見せた。

 さらに酒井は「(藤堂ママは)すてきに笑顔で歯を食いしばっているところもあると思うんですが、みじんにも見せずに華麗に生きていらっしゃる。ママに『のりぴー働く?』と言われましたが、私は『無理です。3秒も務まりません』とお答えしました。夜の世界はドロドロしてるとかいっぱいあるんじゃないのと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その先にある本当の女性の強さ、温かさぬくもりを感じていただけるような舞台にできればなと思っております」とアピールしていた。

 同作は藤堂ママの波乱に満ちた半生をエピソードとともに描かれる。9月9日から11日まで、東京・三越劇場にて上演。

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