映画『それいけ!アンパンマン ロボリィとぽかぽかプレゼント』（6月30日公開）の公開目前イベントにが15日、神奈川・横浜アンパンマンこどもミュージアムで行われ、桐谷美玲、戸田恵子、お笑いコンビ・トレンディエンジェル（斎藤司、たかし）が参加した。

　映画およびテレビアニメ35周年、絵本『あんぱんまん』（作・絵：やなせたかし氏）誕生50年というアニバーサリーイヤーに公開される映画最新作は、なんでも作れるロボットたちが住む、ロボ彗星を舞台とした物語が展開される。

　戸田は「おかげさまで35周年。1年に1本作って参りました。まさか、こんなに長くなるなんて、私たち誰一人思っていなかった。毎年温かいものをプレゼントしようという気持ちでやってこられたことが、すごくうれしいです」とファンに感謝。「原作者のやなせたかし先生は『いつも人生は喜ばせごっこ。人が喜ぶことをおやりなさい』とおっしゃってくれた。その“やなせイズム”を映画では引き継いで、35年やってきました」と語った。

　アンパンマンを約35年演じている戸田。「心がけていること」を聞かれると、「心がけずとも、絵のほうから語りかけていることが、毎週たくさんある」と回答し、「週に1度集まって（アフレコを）やっている。そこで汚い心を軌道修正する（笑）。汚いっていうと言葉悪いけど、疲れた心を週に1回洗い流している。逆に教わることがたくさんある。絵の通り吹き込めば間違いないと思って、ここまでやってきた」と振り返った。

　また、本作では冒頭にメロンパンナちゃんたちが旗を持ってダンスするシーンがあるが、「一生懸命練習したんだろうなっていう気持ちになる。そんな感情で見てしまうんです。不器用な子たちが一生懸命頑張っているんだねっていう気持ちで見てしまう」と“母目線”で作品を見守っていると明かした。