JO1川西拓実が映画初主演 『バジーノイズ』実写化で桜田ひよりと共演、2024年公開予定

『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館刊)で2020年まで連載されていた漫画『バジーノイズ』が実写映画化されることが分かった。グローバルボーイズグループ・JO1の川西拓実が映画初主演を務める。

『バジーノイズ』がJO1川西拓実と桜田ひより主演で実写映画化【写真:(C)むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会】
『バジーノイズ』がJO1川西拓実と桜田ひより主演で実写映画化【写真:(C)むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会】

監督は『silent』を手掛けた風間太樹氏

『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館刊)で2020年まで連載されていた漫画『バジーノイズ』が実写映画化されることが分かった。グローバルボーイズグループ・JO1の川西拓実が映画初主演を務める。

 原作は『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館刊)で20年まで連載されていた同名コミック(全5巻)。作者は本作が長編デビュー作となるむつき潤だ。連載開始直後からその登場人物たちの心理描写のリアルさ、DTM(デスクトップミュージック)を題材に誌面を飛び越えてくるかのような独特な音楽表現とタイムリーなテーマ性でSNSを中心に熱い支持と共感を集め、従来の音楽マンガとは全く違った、デジタルネイティブ世代における新しい音楽コミックスとして大きな話題を呼んだ。

 主演を務めるのは、これまで発売した7枚のシングルが全て主要音楽チャートで1位を獲得、昨年大みそかには『第73回NHK紅白歌合戦』への初出場を果たし、アジア最大級音楽授賞式「2022 MAMA AWARDS」での受賞や、世界最大のKカルチャー祭典「KCON JAPAN2023」への出演など、国内外からの熱い声援を集め続けるグローバルボーイズグループ・JO1の川西拓実。

 今年はアジアツアー開催も決定し、川西単独でテレビドラマ『クールドジ男子』(23年)への出演を果たすなど、活躍は多岐にわたり、その端正な顔立ちから女性誌『ViVi』による「国宝級イケメンランキング」では常に上位にランクインするなど、いま最も注目を浴びる存在。川西は映画初主演となる。

 もう一人の主演は、注目の若手女優、桜田ひより。俳優・モデルとして着実にキャリアを重ね、この夏公開『交換ウソ日記』(23年)のヒロイン役、テレビドラマ『彼女、お借りします』(22年)、『生き残った6人によると』(22年)、そして昨年大きな話題となった『silent』(22年)では、目黒蓮(Snow Man)演じる兄をやさしく見守る妹を演じて注目を浴びた。風間監督とは『silent』に続き2回目のタッグを組むことになる。

 川西が演じるのは、マンション管理人をしながら住み込みで1人暮らしをしている清澄(きよすみ)。人と関わる事を必要とせず、たったひとつの“すきなもの”である音楽をPCで作り、ひとり奏でるだけのシンプルな生活を送っているが、桜田演じる潮と出会ってしまったことによって、閉じた世界に強烈なノイズが流れ込んでくる。静かな葛藤を続ける清澄というキャラクターを、川西がどのように演じるかに期待が集まる。

 桜田は、清澄の自宅マンションの上の階に住む女子、潮(うしお)を演じる。毎日音漏れしていた清澄の音楽をひそかに楽しみにしていた彼女は、自身の失恋によって清澄と出会い、やがて「清澄の音楽を広める」と宣言、SNSに清澄の動画を発信していくが――。自分の気持ちに素直に生きる潮という存在を、近年の躍進が著しい桜田によってどう見せていくかも注目だ。

 監督は風間太樹。『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(20年)ではBL(ボーイズラブ)の枠に留まらない人間ドラマとして反響を呼び、アジアから世界へ発信され大人気となり、ドラマシリーズから劇場版まで担当。そのほか、ドラマ『うきわ―友達以上、不倫未満―』(21年)、『脚本芸人』(22年)など、その繊細かつドラマティックな描写で高い評価を得て、昨年末放送のドラマ『silent』(22年)はSNSや口コミで大きな話題となり、全話の見逃し配信再生数は驚異の6191万再生を記録、ギャラクシー賞やエランドール賞などを総ナメにし、幅広い層に支持され社会現象とも言える広がりを見せた、いま最も注目を集める気鋭のクリエイター。ドラマ『silent』の次に手掛ける作品が、この『バジーノイズ』となる。

 映画は24年初夏の公開を予定。この夏、約1か月をかけて撮影を実施する。

 出演者のコメントは下記の通り。

○風間太樹監督
「むつき潤さんが描く『音』の表現に魅了され、4年前『バジーノイズ』を手に取りました。シンプルな線で可視化された音楽が心地よく、ふわふわ漂って、確かに耳に届いたのです。主人公・清澄が作る音楽には、暮らしの原風景や日々の願いのようなものが込められています。誰かに届けるのではなく、あくまで自分のためのチルい音楽。その音楽が、知らず知らず、誰かの心の助けになっていて―その“誰か”である潮との出会いによって、清澄の他者との向き合いの物語がはじまっていきます。清澄を演じる川西拓実君とは初めてご一緒します。ひとり、音楽作りに目を輝かせる彼は、きっと清澄の心の良き理解者になれるはず。潮を演じる桜田ひよりさんとは僕が懇願した再会です。破天荒な役どころを愛おしく演じてくれると思っています。楽しみにお待ち頂けたら幸いです」

○川西拓実(JO1)
「初めまして。清澄役を演じさせていただきます、川西拓実です。原作を読んだ時から清澄に自分に似ている部分があるなと感じていて、自分が出来るならやってみたいという想いがあったので、この作品に参加できることがとても光栄です。誰しもが、生きてく上で恋愛と音楽には必ず触れるものだと思っているので、観てくださる方に少しでも良い影響を与えられるように全力で頑張ります。絶賛稽古中です」

○桜田ひより
「潮を演じます、桜田ひよりです。今回お話をいただいて原作を読んだ時、破天荒で周りを巻き込む自由な性格で、目が離せなくなるような潮に自然と惹かれていく自分がいました。風間監督が作り出す空気感が私自身とても居心地が良く、全力で役と向き合いながら演技ができるので、撮影がとても楽しみです。方言での演技は少し不安もありますが、川西さんや風間監督、スタッフの方々とこのバジーノイズという作品を1から作り上げていきたいと思っています」

○原作:むつき潤
「絵で音を描いてみたら、本当に音が鳴ることになりました。ひとえに読者のみなさまのおかげです。原作をご存じの方も、映画がお好きな方も、音楽を愛する方も、完成を楽しみにしていただけると幸いです。僕もみなさんと同じように、風間太樹監督ならではの『バジーノイズ』を楽しみにしています」

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください