『らんまん』徳永助教授、田邊教授の一言に絶句 万太郎とのやりとりに視聴者涙「不器用でやさしい人だ」

俳優の神木隆之介が主人公・槙野万太郎を演じるNHKの連続テレビ小説『らんまん』(月~土曜午前8時)の第52回が13日に放送された。

田中哲司【写真:ENCOUNT編集部】
田中哲司【写真:ENCOUNT編集部】

田中哲司演じる「徳永助教授」がツイッターのトレンド入り

 俳優の神木隆之介が主人公・槙野万太郎を演じるNHKの連続テレビ小説『らんまん』(月~土曜午前8時)の第52回が13日に放送された。

 本作は江戸末期に生まれ、激動の時代に、草花を愛し、夢に向かって人生をまっすぐに歩んだ植物学者・槙野万太郎の生涯を描くオリジナル作品。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 植物学雑誌作りのため石版印刷の技術取得に励む万太郎。ついに万太郎の技術が、自身も納得のいくレベルになり、刷り上がりを見た竹雄(志尊淳)も驚く。そして、万太郎は、大畑(奥田瑛二)とイチ(鶴田真由)に植物学雑誌の印刷を注文する。

 一方の田邊教授(要潤)は、万太郎に学会誌を作る許可を与えたものの、「学会の名をかたって出されては困るから……。一冊残らず燃やさせる。むろん金も出さない」と語り、出来が悪ければ全て燃やすつもりでいた。

 それを聞いた助教授の徳永(田中哲司)は「学生の年と変わらぬ者にすべてを負わせるのはいささか……」と困惑。その後、徳永は学生たちに学会誌の論文を書くよう発破をかける。

 さらに、徳永は万太郎のいた庭に出ると、唐突に「問題。アサガオ、ヒルガオ、ユウガオ。一つだけ異なるのは、ど、ど~れだ?」と質問。万太郎が即座に正解を出すと、徳永は『源氏物語』に登場する「ユウガオが好きだ」と告白。

 続けて万太郎も『万葉集』が好きだ打ち明けると、徳永が「朝顔は朝露負ひて咲くといへど」と詠むと、万太郎が「夕影にこそ咲きまさりけれ」と答えた。

 徳永と万太郎のやりとりに視聴者は、「徳永助教授のくだり、涙が出て仕方ない」「不器用でやさしい人だな…」「いい人。ジーンときた」「万太郎の教養の深さに驚かされる」「徳永助教授の本懐が分かる1首だね」などと感動した声が上がった。また、徳永助教授がツイッターのトレンド入りするなど、話題となっている。

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