小室哲哉、TMNの代表作「Get Wild」にからめて自虐「僕ら一発屋じゃないよね?」

音楽プロデューサーの小室哲哉が13日、都内で行われた『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』(9月8日公開)のプレス発表イベントに「TM NETWORK」の一員として出席した。同ユニットの代表作にして、『シティーハンター』シリーズの代名詞ともいえるエンディング曲「Get Wild」などについて語った。

イベントに登場した小室哲哉【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登場した小室哲哉【写真:ENCOUNT編集部】

「半分くらいジョークなんですけど」

 音楽プロデューサーの小室哲哉が13日、都内で行われた『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』(9月8日公開)のプレス発表イベントに「TM NETWORK」の一員として出席した。同ユニットの代表作にして、『シティーハンター』シリーズの代名詞ともいえるエンディング曲「Get Wild」などについて語った。

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 今回イベントには小室、宇都宮隆、木根尚登の3人が揃い踏み。新たに書き下ろしたオープニング楽曲「Whatever Comes」の情報を解禁した。

 現在64歳で、2024年にはTM NETWORKとしてデビュー40周年を迎える小室は「エンディング・テーマが最初1987年なんですけれども、それからずいぶん年月が経って、念願のオープニングとエンディング、両方ともTM NETWORKでできる。最高です、ありがとうございます」とコメント。心境を問われて「嬉しいしかないですよ。本当に念願なんです。やりたかったんです、ずっと」と満面の笑みに。

 同書き下ろし新曲の制作過程について「『Get Wild』という最大のライバルがエンディングに控えている。イメージもありますけど、『Get Wild』に負けず劣らずのオープニングを作らきゃ、というイメージ」だったと解説。90年代を意識した楽曲づくりだったのかと問われて「いや、ぜんぜん。オンタイムというか、今です。『シティーハンター』の冴羽リョウさんと同じ。時とともにこう、ずっと生きている。90年代風に、何年代風に、という意識はない」と話した。

 さらに、自身にとって『シティーハンター』は「半分くらいジョークなんですけど、『僕たち、一発屋じゃないですよね?』とかいつも言ってる(笑)。『TM NETWORKの代表作は?』といったら『Get Wild』。もうこれはしょうがないというか。もちろん代表作があるのはいいことで、すばらしいこと。あと、ここまで長く皆さんに聞いていただけるとは夢に思っていなかったです」と率直な思いを語った。

 イベントには、冴羽リョウ役の神谷明、アンジー役の沢城みゆき、海原神役の堀内賢雄、こだま兼嗣総監督も出席した。劇場公開日、ポスタービジュアル、本予告映像、新キャストとして関智一(ピラルクー役)、木村昴(エスパーダ役)などの出演の情報が一挙解禁された。

『劇場版シティーハンター 天使の涙』は、北条司が1985年に週刊少年ジャンプで連載を開始した同名漫画が原作。現代の東京を舞台に、法で裁けぬ悪と闘う超一流の始末屋(スイーパー)・冴羽リョウ(神谷)の過去などに迫っていく。

 TM NETWORKは、1984年に「金曜日のライオン」でデビュー。小室がキーボード、宇都宮がボーカル、木根がギターを担当する。87年に「Self Control」「Get Wild」などの大ヒットでブレイク。メジャー・デビュー10年目となる1994年に活動終了を宣言。1999年、再始動。2014年には7年ぶりにツアーを開催。2023年6月14日に最新作となる「DEVOTION」をリリースする。

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