落語家の笑福亭鶴瓶が12日、東京・国立競技場で行われた、健康ミネラルむぎ茶の「ギネス世界記録認定 授与式・巨大気球出航式｣のメディア向け発表会に出席した。CGにまつわる持論などを語った。

　同商品のCMに出演し続け、早25年が経過した鶴瓶。タイで撮影した25年前の初CMを見て「昨日のことのように思う。25年ってあっという間ですね」と感慨深げに。「まだ顔のついてないときはすっと買えたんですけど、顔ついたとき最初コンビニで買うのが恥ずかしかった。今は当たり前のように買えますからね」と話し、「これ持ってったら（レジの店員などに）笑われた」と述懐、「外国人の方もよくこっち（日本）に来られるじゃないですか。俺、（コンビニなどに）行ったら、麦茶のついてるこれと俺を見比べる人がいるんですよ。俺のこと知らんと『えっ!?』となる」と笑った。

　また、同CMはタイのフォアフィンで撮影したことに触れて「バンコクから2時間ぐらいかかる。他になかったんかと思うんですけど、でもそこは本当に綺麗。この頃は、もうCGとかいろんなものができてるから行く必要ないじゃないですか。この時代はもう行かないかんからね」と話し、「今も行かなあきませんよ。雰囲気が出ないじゃないですか。沖縄でもいいから行かないといけない」と持論。そう語りつつ、現状を踏まえて「CM撮影で海外っていうのはほんとぜいたくだなと思います」とも述べた。

　イベントでは、鶴瓶が出演する新テレビCM「気球」篇（6月12日放送開始）にちなんで、鶴瓶の顔模様の巨大気球（高さ25m）が打ち上げられた。膨らむ気球を見て鶴瓶は「すごいね！」と興奮し、「感無量です。親が生きてたら喜ぶ。見てもらいたかなったなという気もしますね。生きてたら107（歳）」と話した。

　今回、健康ミネラルむぎ茶が販売実績No.1のギネス世界記録を達成したことを受け、イベント内でギネス世界記録授与式を実施。記録達成を祝し、今年で「健康ミネラルむぎ茶」のイメージキャラクター25年目を迎える鶴瓶の顔模様の巨大気球（高さ25m）の出航式を行った。