島津亜矢、38年目で初の演歌を歌わないライブ MISIA、藤井風も披露 ドレス姿で「とても幸せ」

演歌歌手の島津亜矢が10日、東京・世田谷区の昭和女子大人見記念講堂で全国ツアー『島津亜矢 PREMIUM POPS TOUR 2023「SINGALONG」』東京公演を開催した。音楽番組でホイットニー・ヒューストン、MISIA、YOASOBIなどの楽曲を披露してきた島津が、キャリア38年目で演歌を歌わず、ポップス曲だけで構成のステージに挑戦。新旧のヒットソング20曲で約2000人の観客を魅了した。

圧倒的な歌唱力で観客を魅了した島津亜矢
圧倒的な歌唱力で観客を魅了した島津亜矢

全国ツアー東京公演

 演歌歌手の島津亜矢が10日、東京・世田谷区の昭和女子大人見記念講堂で全国ツアー『島津亜矢 PREMIUM POPS TOUR 2023「SINGALONG」』東京公演を開催した。音楽番組でホイットニー・ヒューストン、MISIA、YOASOBIなどの楽曲を披露してきた島津が、キャリア38年目で演歌を歌わず、ポップス曲だけで構成のステージに挑戦。新旧のヒットソング20曲で約2000人の観客を魅了した。

 チケットは完売。客席には若い世代の姿もある中、定刻の午後5時過ぎ、島津が登場した。着物ではなく、黒のドレス姿。照れ笑いしながら観客に語りかけた。

「ようやく、みなさんと心から(コンサートを)楽しめる時代がやってきたことが本当にうれしくて。みなさんが知っている歌があったら、一緒に歌いましょう。緊張していますが、思い切り歌って楽しみたいと思います」

 島津はスペシャルバンドによる演奏で、懐かしの『ルージュの伝言』(荒井由実)、『悲しみが止まらない』(杏里)から、『きらり』(藤井風)、『アイノカタチ』(MISIA)いった近年の人気曲まで次々と歌い上げた。後半では、自身の最新2曲を披露。ゴスペル風の『SINGALONG』で観客と一体になって合唱を楽しみ、壮大なバラードナンバーの『笑い話』では、観客を酔いしれさせた。

 最後の曲を歌い終えると、スタンディングオベーションが起こった。島津は緊張から解放され、大粒の涙。頬を濡らしながら、深々と頭を下げた。そして、終演後に思いを語った。

「歌手としてさまざまなジャンルの歌を歌わせていただき、今回このような初めての試みであるポップスツアーを開催させていただき本当に感謝しています。このような経験をさせていただくことはとても幸せで、自身にとっても挑戦であり、今、歌うことがとても楽しいです。これからもいろいろな音楽に挑戦していき、その思いを皆さんの心に届けたいと思います」

 同ツアーは今後も続き、16日に大阪・オリックス劇場で、24日は名古屋市公会堂で開催される。

次のページへ (2/2) 【写真】島津亜矢が超大物歌手のライブへ
1 2
あなたの“気になる”を教えてください