【#今こそひとつに】「生活の一部」―格闘家・小笠原裕典、コロナ禍で抱くコンビニ従業員への感謝

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう今、各地では「STAY HOME」の動きが広がっている。一方で、この厳しい状況の中でも医療従事者をはじめ、社会のインフラを支える人々は、見えない敵が迫る最前線に立ち、私たちの日々の暮らしを支えてくれている。こんな状況だからこそ、身近にいる「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に対し、感謝の気持ちを抱いた瞬間があるのではないだろうか。

格闘家・小笠原裕典
格闘家・小笠原裕典

28歳キックボクサーがコンビニ従業員に伝える感謝の気持ち「日々の生活の支えになっています」

 新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう今、各地では「STAY HOME」の動きが広がっている。一方で、この厳しい状況の中でも医療従事者をはじめ、社会のインフラを支える人々は、見えない敵が迫る最前線に立ち、私たちの日々の暮らしを支えてくれている。こんな状況だからこそ、身近にいる「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に対し、感謝の気持ちを抱いた瞬間があるのではないだろうか。

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「ENCOUNT」では、プロレス・格闘技界、エンターテインメント界で活躍する人々が、感謝の気持ちを発信する特別連載【#今こそひとつに】をスタート。各界からのリアルな感謝の声をメッセージ動画とともにお届けする。

 第3回は、REBELSやONE CHAMPIONSHIPなどで活躍するキックボクサーの小笠原裕典選手だ。

 ◇ ◇ ◇

 15歳からキックボクシングを始めた小笠原は、同じくキックボクサーの弟・瑛作と切磋琢磨しながら、強さを追い求めてきた。20歳でプロデビューを果たすと、その1年後の2013年にはREBELS NEW RAIDERS TOURNAMENT 55kg級で優勝。2017年にはINNOVATION ChampionsCarnivalに参戦し、WBCムエタイ日本統一スーパーバンダム級王座を獲得。翌18年には、日本人として初めてシンガポールの総合格闘技団体「ONE CHAMPIONSHIP」と契約し、活躍の場を海外に求めた。

 昨年はKNOCK OUTにも参戦した小笠原が今、感謝の気持ちを伝えたいのは「コンビニの従業員さんたち」だという。

 よく行くコンビニの従業員とは顔見知りで、「働いている自分たちが一番不安なはずなのに、いつもお店に行くと『こんにちわ』って笑顔で挨拶してくれたり、『練習はできているんですか?』と逆に僕のことを気に掛けてくれたり、本当に日々の生活の支えになっています」と話す。

「家族以外の人と話す機会がなかなかない中、ホッコリさせていただいています」

 最近孫が生まれたという従業員とは、生後半年になる息子の話題になることも。「STAY HOMEで家族以外の人と話す機会がなかなかない中、ホッコリさせていただいています」と笑顔を見せる。

 同時に、緊急事態宣言の下で生活が制限される中、公共料金の支払いや宅配便の窓口などの機能も持つコンビニは「本当に僕たちの生活の一部になっていた」と実感。「本当に感謝しています」と気持ちを伝える。

 誰もが少しずつ不自由さを感じる今、イライラを募らせ、コンビニやスーパーの従業員に理不尽なクレームが寄せられることも。「それでも嫌な顔を一つも見せずに、笑顔で仕事を続けているところは、格闘家としても見習わなければいけないなと思っています」と、従業員たちのプロフェッショナリズムに脱帽した。
 
「コンビニは24時間営業で、1人2人でどうこうなる話じゃない。本当にたくさんの従業員さんたちが協力し合って、そしてお店が回っている。だから、僕たちがいつでも利用できる。なので、コンビニの従業員さん、皆さんには本当に感謝しています」

 当たり前だと思っていた日常が実は貴重なものだったと、失って初めて気が付いた人も多いだろう。日本だけではなく世界中が非日常の時を過ごすからこそ、伝えたい想いもある。

「今こういう難しい状況ですけど、こういう時こそお互いのことを思いやって、みんなで乗り越えていきましょう」

 小笠原裕典から感謝のメッセージを届けます。

「コンビニの従業員の皆さん、いつも本当にありがとうございます」

○ENCOUNTでは、特別連載【#今こそひとつに】をスタートさせました。新型コロナウイルスの感染拡大で社会状況が厳しい中、誰もが「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に感謝の気持ちを抱いた瞬間があると思います。医療従事者や社会インフラの維持に尽力する人たちにその思いを届けたい――。人と人との“距離”が遠い今だからこそ、みんなの心をひとつにしたい――。頑張る人たちにエールと感謝の気持ちを届けるため、様々な「声」を発信していきます。

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