早くも「エヴァンゲリオン」フィーバー 来年の新作公開前に防災アプリや交流会が登場
世界的な人気アニメシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』の劇場版最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(庵野秀明総監督)が来年6月に公開されるのを前に、早くもエヴァをリンクさせた取り組みが熱を帯びている。映画や放送の枠にとどまらず、防災アプリの配信やファン交流のオフ会・街コン「エヴァコン」、ゲームプロジェクトの発足など、さまざまな分野でエヴァの設定やキャラクターが登場。1995年にテレビアニメの放送が始まり社会現象を起こしたコンテンツは、一種の文化として日本の生活に浸透していると言えそうだ。
来年で四半世紀、続く人気の拡大
世界的な人気アニメシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』の劇場版最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(庵野秀明総監督)が来年6月に公開されるのを前に、早くもエヴァをリンクさせた取り組みが熱を帯びている。映画や放送の枠にとどまらず、防災アプリの配信やファン交流のオフ会・街コン「エヴァコン」、ゲームプロジェクトの発足など、さまざまな分野でエヴァの設定やキャラクターが登場。1995年にテレビアニメの放送が始まり社会現象を起こしたコンテンツは、一種の文化として日本の生活に浸透していると言えそうだ。
目を引くのが、エヴァファン向けの交流イベント「エヴァコン」だ。イベントECサイト「machicon JAPAN」を運営する株式会社リンクバル(東京)が主催し、「エヴァンゲリオン」の版権管理と宣伝を行う株式会社グラウンドワークス(東京)が企画協力。新作映画の公開を記念して今年5月からスタートし、2年間に渡って展開する大型イベントだ。
リンクバルはこれまで、20~30代がメーンで独身者限定の街コンイベントを中心に取り組んできたが、「既婚者も参加できるイベントを」という声があったこともあり、20歳以上のエヴァ好きなら誰でも参加できる交流会「オフ会」を新設。オフ会を導入しての年間を通した「エヴァコン」は同社で初めてという。第1クールでは、東京と福岡でオフ会、大阪と名古屋で街コン、東京で女子会を開催。参加者アンケートでは、5つのイベントの参加者満足度は90%以上、女子会では満足度100%の好評価が得られたという。
エヴァが世に生み出されてから、来年で四半世紀。2007年からは“再起動”で映画の新シリーズが始まり、若者層にもさらに人気が拡大。作品自体の魅力はもちろんのこと、世代を超えて認知度を誇るからこそ、人を惹きつけ、人を集める力を持っていると言える。
リンクバルの担当者は、コラボの理由について「人気コンテンツであり、幅広い世代がエヴァンゲリオンの影響を受けている。今回は運命のパートナーを見つけるイベントだけでなく、エヴァ好きの方が既婚者でも誰でも交流できる場を提供したいと考えた」と話す。オフ会では40代や外国人の参加者もあったといい、エヴァコンの可能性は広がる。
今後は9月8日に東京で街コン、10月5日には大阪でオフ会などを予定。来年の映画公開後も交流会などを開催する方針だという。