アイドルグループ・乃木坂46が17日、東京ドームで『乃木坂46齋藤飛鳥卒業コンサート』DAY1を開催。いよいよ18日に本当の卒業を迎える齋藤飛鳥が、5か月ぶりのステージで躍動した。

　2011年の乃木坂46第1期生オーディションに合格し、エースとしてグループを牽引した齋藤は、昨年いっぱいでグループを卒業。グループにとって、21年11月20、21日に開催した『乃木坂46 真夏の全国ツアー2021 FINAL！』以来となる、東京ドームでのライブが正真正銘のラストステージとなり、18日のDAY2が乃木坂46として過ごす最後の1日となる。

　マスクを着用しての声援あり、大熱狂のOverture後、1人で登場した齋藤はゆっくり花道を歩き、中央ステージで会場を見渡し深々とお辞儀。卒業シングル『ここにはないもの』のイントロがヒットすると、しなやかなダンスで魅了し、5か月ぶりにアイドル齋藤の笑顔がよみがえった。

　オープニングブロックのMCでは、現キャプテン梅澤美波が「5か月ぶりに飛鳥さんが帰って来ました」と迎え、齋藤はドームに集まった5万人のファンに「ただいま」とあいさつ。久しぶりのステージに「乃木坂すごいよ。上がるもん、上がっちゃう！」と興奮気味に語ると、大歓声を受け「これを聞くために生きてきたのでうれしいです」と喜びを表現した。

　4期生の金川紗耶は、「来ちゃいましたね、今日が。飛鳥さんを見ると、泣いちゃうんですよ」と大号泣。齋藤が「私のために涙を流してくれてる。ありがとう、こんな私のために」と感謝すると、会場が温かい拍手に包まれた。

「卒業するけど、そこだけに重点を置かないで、みんなのキラキラを見ていただけたら」。齋藤はセットリストに込めた思いを明かし、自身が参加した歴代参加ユニット曲や齋藤のアイドル人生を語る上では欠かせない楽曲を後輩たちとパフォーマンス。齋藤と2人きりで『他の星から』を披露した遠藤さくらが涙を流すと、齋藤はやさしく頬をなでハイタッチをした。

　本編最終ブロックには、ステージ上にバンド隊が登場し、齋藤が中央でドラムを生演奏。ダイナミックな伴奏から、賀喜遥香のセンター曲『君に叱られた』をスペシャルバージョンで贈り、会場のボルテージを一気に上げた。

　DAY1では、『インフルエンサー』『ジコチューで行こう！』『裸足でSummer』『Sing Out！』といったシングル表題曲、卒業ソロ曲『これから』も披露。アンコールを含め全31曲を全力疾走で駆け抜けた。

○5月17日／乃木坂46『齋藤飛鳥卒業コンサート』DAY1セットリスト／東京ドーム
M01　ここにはないもの
M02　ありがちな恋愛
M03　制服のマネキン
M04　ハウス！
M05　ダンケシェーン
M06　私、起きる。
M07　のような存在
M08　僕のこと、知ってる？
M09　扇風機
M10　あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
M11　Hard to say
M12　Another Ghost
M13　Threefold choice
M14　サヨナラ Stay with me
M15　路面電車の街
M16　他の星から
M17　空扉
M18　全部 夢のまま
M19　Wilderness world
M20　インフルエンサー
M21　深読み
M22　いつかできるから今日できる
M23　あらかじめ語られるロマンス
M24　ジコチューで行こう！
M25　君に叱られた
M26　裸足でSummer
M27　Sing Out！
EN1　キャラバンは眠らない
EN2　他人のそら似
EN3　これから
EN4　乃木坂の詩