坂井真紀、人生の転機は出産 母になるまでは「脇目も振らずワ~ッて生きてきた」

俳優の坂井真紀が17日、都内で行われた映画『逃げきれた夢』(6月9日公開)の完成披露舞台あいさつに出席。人生のターニングポイントを聞かれ、「出産ですかね」と答えた。

舞台あいさつに登壇した坂井真紀【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した坂井真紀【写真:ENCOUNT編集部】

映画『逃げきれた夢』の完成披露舞台あいさつ

 俳優の坂井真紀が17日、都内で行われた映画『逃げきれた夢』(6月9日公開)の完成披露舞台あいさつに出席。人生のターニングポイントを聞かれ、「出産ですかね」と答えた。

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 北九州の定時制高校で教頭を務めている中年男の末永周平が、人生の新たな一歩を踏み出すまでのおかしくも切ない姿を描く。

 作品の内容にかけ、自身のターニングポイントを紹介することになると、坂井は「11年前の出産ですかね」と回答。「それまで脇目も振らずワ~ッて生きてきた印象があるのですが、子ども授かったことをきっかけに、地面を見たり(笑)。いろいろ変わりましたね」としみじみと振り返った。

 主演を務めた光石研は、人生の転機にデビュー作『博多っ子純情』を挙げた。高校時代、『博多っ子純情』のエキストラ募集に応募するも、まさかの主役に抜てき。「これがなければこの世界にいませんから。役者もやっていなかった」と語った。

 続く、松重豊が「15、6歳のとき福岡で映画のオーディションがあったんですよ、いろんな人が参加して。『博多っ子純情』っていう作品なんですけど……」と打ち明けた。

「新聞広告で大々的に『主役が決まりました。北九州市出身の光石研くんです』と載っていて、そのとき僕の人生がギュって変わったんですよ。『なんで北九州の人間が博多っ子純情に出るんだ!』って」と早口で当時の悔しさを吐露し、会場の笑いを誘った。

 舞台あいさつには、吉本実憂、工藤遥、メガホンをとった二ノ宮隆太郎監督も参加した。

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