なだぎ武、母の死去を報告「大腸癌でした」 母からの電話出られず、直後に訃報「後悔は取り戻せない」
お笑い芸人のなだぎ武が14日、インスタグラムで母親の死去を報告した。最後のやりとりについて自責の念に駆られていることを明かした。
母の日に死去を報告「産んでくれてありがとうね…」
お笑い芸人のなだぎ武が14日、インスタグラムで母親の死去を報告した。最後のやりとりについて自責の念に駆られていることを明かした。
幼少期のころ母親にベランダで抱っこされた写真を掲載したなだぎは「先日、母が亡くなりました」と報告。すでに家族葬で通夜と葬儀は終えていることを伝えるとともに、死因は「ステージ4の大腸癌でした」と明かしている。
母親は大腸がんと診断され、約6年ほど手術や抗がん剤治療で闘病生活を送ってきたという。最後のやりとりについて「その日昼過ぎにメールをし、その数時間後、電話が掛かってきたけど映画を観るために着席していたのもあり、予告も始まっていたので、気づいてはいたが改めて観終わってから折り返えそうと、着信を切ってしまった」と説明。タイミングが悪かったため、急ぎの内容ではないと判断したようだ。
鑑賞後、母親に連絡するもつながらず。少し時間がたってから父親からの連絡があったとし、会話の内容は「おかんが逝ってもうたわ…」と訃報の連絡だった。その言葉に、なだぎは「意味がわからなかった、、、『え?なんで!? さっき電話くれてたのに、、え??、、あれが…もしかして最後の連絡になったの!? なんで、、なんで出やんかったんや、、』一気に後悔と悔しさが押し寄せ、動揺が止まらなくなった」と理解が追いつかなかったことを告白した。
帰省するため急いで新幹線に乗り込むが、「その間動悸は止まらず、電話に出なかった後悔と悔しさで涙が溢れ出てきた…新幹線の車内では呆然と、ただただ後悔の気持ちでどうしようもなく涙が出続けた」と自責の念に駆られたことをつづっている。
母親と涙の再会は2か月ぶり。「母の最後の顔は、今にも起きてきそうな、それは寝顔のように安らかな顔でした。これでやっとゆっくり、ぐっすり寝れる事ができるのかな…と。出来る事ならば、実家でゆっくりと孫の顔をまた見せてあげたかった」と悔いを見せた。
続けて、「今現在病気や治療で苦しんでる方のお知り合いや親族、ご家族の方、大変な事も多いと思いますが、常に寄り添っていてあげてください。側に居てくれる存在や言葉だけでも大きなエネルギーになると思います。明日、何時間先、何分先、何がどうなるかわかりません…後悔は取り戻せない…自分が今まさにそうな様に。後々自分の心に落とし込めるよう、後悔と思わない瞬間瞬間を行動や言葉、態度で示してあげて下さい」と思いの丈を伝えている。
最後に「母の日に…おかん…痛みや腹水や癌の辛さも何もない天国で、笑っていてくれると嬉しいです。産んでくれてありがとうね…」と感謝を添えた。