平日は営業社員の“週末レースクイーン”赤城ありさ、バイク女子で武道の有段者…驚異の素顔

世界的大ヒットアニメ作品『エヴァンゲリオン』とモータースポーツのコラボチーム『エヴァンゲリオンレーシング』。レース場を彩り、チームやファンに元気をもたらす原動力が、レースクイーン『エヴァンゲリオンレーシングRQ2023』だ。今季、綾波レイ役に抜てきとなった新加入の赤城ありさに、レースクイーン“誕生秘話”と、あふれる意気込みについて直撃。今回、コスチューム姿が初公開となった。

赤城ありさはレースクイーンとして綾波レイ役を務める。コスチューム姿は初公開だ【写真:(C)khara】
赤城ありさはレースクイーンとして綾波レイ役を務める。コスチューム姿は初公開だ【写真:(C)khara】

『エヴァンゲリオンレーシングRQ2023』 綾波レイ役 赤城ありさ コスチューム姿が初公開!

 世界的大ヒットアニメ作品『エヴァンゲリオン』とモータースポーツのコラボチーム『エヴァンゲリオンレーシング』。レース場を彩り、チームやファンに元気をもたらす原動力が、レースクイーン『エヴァンゲリオンレーシングRQ2023』だ。今季、綾波レイ役に抜てきとなった新加入の赤城ありさに、レースクイーン“誕生秘話”と、あふれる意気込みについて直撃。今回、コスチューム姿が初公開となった。(取材・文=吉原知也)

 エヴァンゲリオンレーシングは今季、『ウエインズトヨタ神奈川×俺だっ!レーシング』とタッグを組み、ドリフト競技の国内最高峰レースシリーズD1GP 2023にフル参戦を表明。2023年度仕様のエヴァRT弐号機 スープラで、挑戦のシーズンを迎える。

 自ら「週末レースクイーン」を名乗る赤城。平日は会社員、バイク女子、武道の有段者。驚くべき異色の経歴の持ち主だ。

 レースクイーンデビューは昨年2022年のニューカマー。会社員として働きながら、4年ほど前からあこがれを抱いてきた。「もともとバイク乗りで、友人の誘いで、カーレースの裏方・運営の手伝いをしたことがありました。その時に、現場でレースクイーンの方々を目の当たりにして、プロフェッショナルな身のこなし、立ち振る舞いに感激しました。表に出る仕事をやってみたい、そう思うようになりました」。

 そして、2021年の冬にインスタグラムの画面を見ていた時に、“運命の出会い”が。レースクイーン募集とオーディション告知がたまたま目に入った。「偶然見つけて、20代後半なので、『最初で最後の挑戦をしよう』と思い立ったんです」。22年の年明けからオーディションが開始。見事に合格し、4月にデビューを飾った。電撃的なレースクイーン界入りだった。

 営業職の会社員と“二足のわらじ”でレースクイーン生活を送っている。日々の営業の仕事は忙しい。どう両立しているのか。「週末にレースクイーンになれる。それがあるからこそ、仕事のしんどさに耐えられる、頑張れるんです。レースクイーンは私にとって生きがいで、楽しみであり、頑張ることのできる糧です」。さらに、「コスチュームは採寸をして、個人個人に合わせて作っていただいています。コスチュームを着た時、『自分だけのための自分だけのものがある』ということに感動を覚えました」。それに、レース競技を深く学ぶことで、目の前をごう音をとどろかせて走るレースカーの魅力にもどっぶり漬かっている。

 レースクイーンの奥深さも実感。「チームには、スポンサーさん、監督さん、ドライバーさん、メカニックさんがいて、最後にレースクイーンがいると思います。コロナ禍でレースクイーンのお仕事がなくなったということを聞きました。でも、“最後の最後に大事”という意味で、PR活動やファンサービスなど、複合的ですごく重要な役割を持っていると思っています。それに加えて、レース内容を報告するリポートでコメントを書くという役目を持っています。一般の皆さんと近い目線でレースについて書く。勉強を重ねて、深さ、大切さを感じながら取り組んでいます。本当にあらゆる面で魅力を感じています」と熱く語る。

 ちなみに、バイクとの“出会い”も運命的なびっくりエピソードが。大学時代に、フランスへの語学研修の途中で、たまたまモナコに行くことになった。駐車場で、高級車が並ぶ中に、日本のバイクが止まっているのを見かけた。グリーンのカワサキ・ニンジャだった。そこから一気にバイクに目覚め、社会人になってすぐに中型免許を取得。今は14年式の緑色のニンジャが愛車だ。「週末ツーリングが趣味です。今はもう生活の足になっていて、ラーメン屋に行く時にも乗っています(笑)」。正真正銘のバイク乗りだ。

「私自身、エヴァンゲリオンと一緒に成長してきたんだな、と実感しています」

 さらに、「実は、ものすごく体育会系なんですよ」。大学時代の4年間、少林寺拳法で研鑽(けんさん)を積んだ。黒帯・初段の有段者でもある。

 そんな赤城はエヴァンゲリオンの根っからの大ファンだ。「エヴァンゲリオンとのなれそめは、幼少期に母が図書館でVHSを借りてきて、そこからです。これまで、作品にずっと触れてきました。それに、私は(テレビシリーズが最初に放送された)1995年生まれなんです。同い年なんです! 自分自身が年を重ねるごとに、(碇)シンジ君、(葛城)ミサトさんといったキャラクターや作品自体への印象が変わってきています。人それぞれの解釈ができるようなすごく素晴らしい作品だなと思っています。私自身、エヴァンゲリオンと一緒に成長してきたんだな、と実感しています」と言葉に力を込める。

 綾波レイの役をどう捉えているのか。「一見感情のない人のように見えるのですが、すてきな笑顔の持ち主だと思っています。感情の表現の仕方を知らないだけなのかな、と私は解釈しています。すてきな優しさを持っている子だと思うので、私なりにそこをポイントの1つとして表現していきたいです」と明かす。「心からの笑顔」を振る舞っていくつもりだ。

 今季の目標は「本当にまさか自分が選ばれるとは思ってなくて。感謝の気持ちでいっぱいですし、重圧を感じています。この1年間を通して、皆さんにどう貢献できるかを考えながら一生懸命頑張ろうと思っています」。まっすぐ前を見つめた。

 ここ数年はロングのヘアスタイルで、ツインテールで写真に写ることが多かった。それが、綾波レイにあこがれていた「小中学生の時」以来の短めのボブカットだ。ウイッグをかぶり、「ちょっと新鮮です」。伝統のチームに、新たな輝きをもたらしていく。

 今季のメンバーは、真希波・マリ・イラストリアス役を霧島聖子、式波・アスカ・ラングレー役を五十嵐希が引き続き務める。

次のページへ (2/2) 【写真】綾波レイ役レースクイーンの美貌ショット
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